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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
最凶 召喚
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その魔力量はけた違いだ。この無尽蔵の魔力が、セルトマンの強さ。

そして放たれる魔弾。
しかし、その魔弾を防ぐのは装甲に覆われた巨大な腕であった。


「ハクオロさん!!!」

『連続での変化はきついが・・・間に合ってよかった!!!』

再びウィツァルネミテアの姿となったハクオロが、三人を下がらせてセルトマンを相対する。
口から放たれた火球は、しかしその障壁に軽く阻まれてしまう。



「ウィツァルネミテアの空蝉、ハクオロ!!天地を創造したとされる、神にも等しき御魂か!!!」

『これの悪事は許さん。死者の魂を利用したこと、ここで悔いるがいい!!!』


怒りの意思と形相で振り下ろされるハクオロの腕。
だが


「オラァ!!!」

その腕をオフィナが裏拳で弾いて巨体をよろめかせる。
そしてそのよろめいたタイミングを刹那もずらさず、フォンがジャンプして上顎を掴み、ハクオロの巨体をひっくり返した。


『オウッ・・・・』

「はっは!!なかなかいいスペックじゃねーの!!俺の相手をしてもらうぜ!!いいですよねえ?旦那!!!」

「そろそろぼーっとしてんの飽きちゃったしね!それに・・・・加々宮さんたちの仇もとらないと!!」


ハクオロへと向かって行ったオフィナとフォン。
その二人をもて、セルトマンは任せたと背を向ける。

そして、手をかざして上空へ。



「召喚」

告げる。
現れる魔法陣は五つ。

一つはこの場に留まり、残りの四つは「EARTH」(仮)の方向へと飛んで行った。



この場に現れた一体は―――――――――




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「!! サーヴァント!!」

それを察知したのは、翼刀だった。

飛来してきた赤い光が地面に落ち、魔法陣を映し出す。
そしてその中心から現れてきた姿に、彼等は良く見覚えがあった。

というか、その場にいる少女たちだった。


「マミか?」

「杏子!?」

「さやかさんじゃない?」

「それからあれは・・・誰だ」


三人は、彼らの言う通りの人物だ。

巴マミ、佐倉杏子、美樹さやか。
魔法少女姿の彼女らは、しかしその全身を影のようなもので覆われて真っ黒だった。


「まさか」

この姿は、一度見ている。
先ほどまどかがこの姿で召喚されたばかりだ。

ならばこの後に待っているのは



ビキン、ビキン――――ーバキンッッ!!!


「「「ォォォォオオオオオオオ!!!!」」」

「ま、魔女化か!!!」


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