第六章 Perfect Breaker
最凶 召喚
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にある。
魔力障壁と言うと、掌から放出した魔力を固めて壁にし、攻撃を遮断する技術だ。
基本技能だが、セルトマンの魔力障壁は「基本を極めれば奥義」というのを地で行っている代物だ。
硬い、というのもあるが、最大の強みは復元力。
たとえ削れても、その場から即座に再生する魔力量。
この三人の攻撃をうけて破壊されても即座に再生できる魔力量など、理樹も一刀も怖気が走る程であった。
更には「蹴り」
別段蹴りそのものの技術が高いわけではない。
やはり、恐ろしいのは魔力量。
頭が悪いほどに魔力を込め、強化して放たれた蹴り。
がむしゃらに五、六発連続で蹴ったら理樹のバリアが割れたなど、冗談では済まされない。
「あ、あれだけのサーヴァントを・・・・連続召喚して従えられるはずだ・・・・」
「これだけの魔力・・・・僕らでも見たことがない・・・・」
気付けば、三人とも非形式って肩で息をする始末。
対してセルトマンには、まるで“底がない”かのように、無尽蔵に噴き出す魔力魔力魔力。
「これがあんたの強さの秘密ってことか」
「ああそうさ。なかなかのものだろう?単純だが、それだけに破るのも大変だ」
そういって、悠々と歩を進めていくセルトマン。
このままでは止めを刺される。
そう本能が警告してその場を離れようとする三人だが、ここで限界が訪れた。
ガクリと膝が折れ、立ち上がれないのだ。
一刀と理樹の顔色が蒼くなり、即座に友情、絆の集束をして回復を図るが間に合わない。
「あああァァアアアあ!!!」
「う、オオオオオオオオおお!!!」
「く・・・こ、の!!!」
《ライオン、トラ、チーター!!!》
「ウォオッッ!!!」
《ラッタラッタ〜!ラトラーターッ!!》
立てない二人。
その変わりに、オーズがメダルを装填してコンボチェンジをする。
熱を司るラトラーターコンボは、頭部のライオンヘッドから光と熱を放ちセルトマンの目を一瞬眩ます。
その隙に二人の元へ行って抱え、チーターレッグを活かしてその場から撤退した。
「え、映司さん!!」
「ぜェ、ぜェ・・・か、勝てない・・・・今は下がるしかッ!?」
200メートルは駆けたか。
しかし、そこでやはり無茶だったのかオーズが墜ちる。
倒れている間はブラカワニコンボだったので、多少は回復することができた。だがやはりこのコンボでは消耗が激しい。あっという間にその体力も尽きてしまった。
ゴロゴロと転がっていく三人に、セルトマンが逃がさんと掌を向ける。
魔術使用は挟持に反しないのか、魔力弾がその手に溜めこまれていく。
やはり
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