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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
強者 倒るる
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「「「赤銅!?」」」

「あ、おひさでござる」

「「「そしてござr」」」

「それはもう何度もやったでござる」


クラウドと剣を鍔迫り合い、ギリギリと押し合っている赤銅の姿がそこにあった。
ちなみにクラウドは開翼状態。加えて汗だく。そして膝立ちだった。

基本的に手を抜けない制約のあるサーヴァント。
世界四剣を貸してくれという彼女は、それまでの時間をこうして過ごしていた。

つまり、全力で押し比べをしている、ということだ。



「ちょ・・・・もう・・・むり・・・・」

「クラウドーーー!?」

ふとした一呼吸で崩れてしまいそうなほど力を入れたクラウドが、プルプルしながら絞り出すようにつぶやく。


さらにそこに、翼刀が唯子たちを引き連れて帰ってきた。


「「赤銅!!!」」

「あ、翼刀の君。なつかしいでござる」

「「そしてごz」」

「だからもうそれはいいでござる」


幸か不幸か偶然か。
彼女の求める、世界四剣がそろってしまった。


一体彼女は、四剣を使って何をするつもりなのか――――――?



to be continued

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