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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
越えて往く一撃!!
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す?
何を言うか。この一撃は、今この一瞬に星総てを背負った一撃だ。



ズッ―――――

翼刀の拳が、魔女の胸元にめり込む。


ゴポッ

その正反対側の背中が裂け、何かが中から溢れ出す。


ギュォォォオオオオオオオオ!!!!

そして、その一撃が魔女の体内を一気に突き抜ける!!!!




「これが俺の――――鉄流第十八奥義!!!星の(ゴッド)――――――」

ドンッッッッ!!!!

息吹(ブレス)!!!!」


ボゴンッッ!!と、鼓膜が破れたかのような重く、そして弾けた音がして救済の魔女の身体に大穴があいた。

その一撃で、倒れていた魔女の身体は再び真っ直ぐに正された。

しかしその身体の重みに耐えられないのか、まずブチブチと肩が千切れて両腕が支えを失って落ちる。
同時に、胴体を失った胸元から上がベシャリと落ち、人間で言えば股関節の上に落下した。


拳を突きだし、残心と共に拳を引いて行く翼刀に、翔剣は満足そうに叫んだ。


「見事・・・見事だ!!鉄流十八代目継承者、鉄翼刀!!!お前の拳は星の一撃。故に、これからお前はこの名を名乗れ―――――十八代目当主。お前は“星拳の翼刀”と名乗るがいい!!!!」


そして、翔剣はやりきったと、その場で消滅した。


此処に、鉄流不動拳第十八代目の当主が誕生した。

その名は、鉄翼刀。
冠する名は“星拳の翼刀”
奥義名は「星の息吹」


最強とされた父を越え、そして申し分ないほどの強敵を沈め、若き当主はそれを受け継いだ。



「親父・・・ありがとな」





to be continued

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