暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第13話 はじまりの夜
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ている。


「グウォォォ!!」


相手は雄叫びを上げて俺へ襲いかかってきた。
俺はそれを避けると、スパーダを鞘から抜いて応戦する。


「魔神剣!」


俺は魔神剣を放つと、衝撃波が相手を襲う。それが相手にあたると、そいつは体が怯んだ。俺はすかさずそいつに接近すると、今度は触手伸ばして攻撃してきた。


「んなもん……効くかよ!」


スパーダで触手を切り裂いて接近する。距離が縮まり、スパーダの射程に入ると、


「弧月閃!」


空中で弧を描く二連撃を相手に浴びせ、相手を両断する。だが、その切り落とされた2つに突然目が現れ、それに光が宿ると、俺へと襲いかかってくる。


「うおっと!?」


慌てて飛びかかってきた2体を避けると、その2体は俺から離れて違う方向へ飛び出していった。
……ってオイ!?


「待てコラ!!」


俺が追いかけようとするが、残った本体が行く手を遮った。
……スマン悠里。取り逃がしちまった。





悠里side

なのはと逃げる最中、近くに轟音が響く。あの魔法生物がきたのだろな。


「お願いします!お礼は、必ずしますから!」

「お礼とか、そんな場合じゃないでしょう!?」


フェレットのセリフになのはが叱責する。フェレットは降りて俺となのはの目の前に立った。


「今の僕の魔力じゃあ、アレを止められない……でも、あなたなら」

「魔力……?……どうすればいいの?」

「これを……」


なのははそれを聞くと、意を決してフェレットに聞いた。
それを聞いてフェレットは首に付いていた赤い宝玉をくわえて、なのはに差し出した。宝玉は桜色に発光していて、なのははそれを握り締める。


「それを手に目を閉じて、心を澄ませて」


なのはは目を閉じて意識を集中させる。やがて、手の中の宝玉が鼓動を始めた。


「管理権限、新規使用者設定機能、フルオーブン」


フェレットが言うと、なのはの足下には桜色の巨大な陣が形成される。それは文字や様々な記号で形成され、円や文字が回転していた。


「繰り返して。『風は空に、星は天に』……」

「風は空に、星は天に」

「『不屈の心はこの胸に』」

「不屈の心はこの胸に……」

「『この手に魔法を!』」

「この手に魔法を!」

「「レイジングハート、セーット、アーップ!!」」

『スタンバイ・レディ、セットアップ』


なのはが空中に宝玉、レイジングハートわ翳すと、光はより強く発光し、その光はやがて空へと上っていき、雲を貫いた。


「なんて……魔力……」


あまりの大きさにフェレットは驚いた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ