暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第13話 はじまりの夜
[2/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ると、なのはは迷い無く林の中へと走っていった。
俺達が駆けつけると、なのはの腕の中に傷ついたフェレットと、その傍らに赤い宝玉が転がっていた。
その日はフェレットを槙原動物病院に運んで、今晩だけは預かってくれることになった。
ケガもそんなに酷くはないらしい。良かった良かった。
買う家はなのはが士郎さん達に掛け合うそうで、とりあえずは保留になった。
そして、時間は更に経ち、夜の8時になろうとした時……
―――助けて
……来た!
俺は自分の部屋を飛び出すと、今にいるレンとハル、スパーダの下に向かった。
「マスター……」
「ああ……いよいよだ」
これが本当の始まり、この世界の物語はここから始まる。
「行こう。本格的に介入だ」
デバイス状態のレン、スパーダを俺とハルは手にとって家を出た。目指すのは槙原動物病院。
動物病院に向かう途中の道で、結界の発動が確認された。
世界が別の空間へと代わり、違う世界に包み込まれる。
『結界の発生を確認。……なのはさんも近くにいるようです』
『不味いぞ、病院付近に強い魔力反応がある。もう1人を襲っているようだな』
「急ごう悠里。魔法生物は俺とスパーダでなんとかする」
「頼む」
俺とハルは病院への足を早めた。
少しすると、病院の方から走ってくる1人の人影がこちらに走ってきていた。
あの人影は……
「なのは!」
「え!?悠里くんに陽翔くん!?」
なのはは驚いてこちらへ向かってくる。すると後ろから、轟音を上げて巨大な物体が迫ってきていた。
「デカッ!?」
思わず陽翔は叫んだ。
黒い泥の集合体のようなそれは、まっすぐにこっちに向かってきた。
「こっちだ、なのは!」
「え…!?」
「逃げるんだよ!!」
俺はなのはの手を引いて、違う道へ入る。
ランニングの際に色々な道を何年も通ったから、道は把握している。道に入る前、ハルの方を少し見ると、ハルはニヤリと笑って親指をサムズアップさせていた。
それを見て俺はフッ、と笑うと道へと入った。
「悠里くん!陽翔くんは!?」
「大丈夫!アイツ強いから!」
なのはの手を引きながら走って答える。
陽翔なら大丈夫だ。俺が鍛えたんだからな。
陽翔side
俺は魔力生物と対峙すると、スパーダを取り出す。
「行くぜ、スパーダ!」
『セットアップ』
スパーダを起動させると、待機状態のスパーダが日本刀へと姿を変える。服装はバリアジャケットへ変わる。ジャケットは白を基調としており、テイルズのアスベルに似
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ