第六千六百二十八話 対馬
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第六千六百二十八話 対馬
日本は九州の北に行ってです、そのうえで朝鮮半島との間にある島に入って妹さんにこんなことを言いました。
「この島がですね」
「はい、将来はあちらの半島とですね」
「重要な場所になりますね」
このことは確実だというのです。
「中継地として」
「まさにそうした場所ですから」
「そうなります」
「私達にとって大事な島になりますね」
「それは交易だけでなく」
真剣な面持ちで言う日本でした。
「戦のことでも」
「はい、危急の時は」
妹さんも言います。
「ここで食い止めないといけないですね」
「若し食い止められないなら」
その時はです。
「九州で戦いになります」
「そうなりますね」
この危惧は後に当たります、元寇の時に日本は元と死闘を繰り広げることになったのです。
第六千六百二十八話 完
2017・10・24
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