第六千六百二十七話 激動の時代へ
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第六千六百二十七話 激動の時代へ
ローマが衰えるとやがて東西に分裂してしまいました、ローマは西ローマ帝国の方になりましたが。
そこで、です。上司の人に尋ねました。
「何か力殆どあっちに行ったな」
「東の方にだな」
「ああ、そっちにな」
「仕方ないことだ」
上司の人はローマに苦いお顔で答えました。
「ペルシアとの戦いで戦力を東に集中させていたしな」
「エジプトとかもあっちに行ったしな」
「あそこはローマの穀倉地帯だった」
だからこそパルミラに取られた時は大騒ぎになりました。
「あちらも入ったし都もだ」
「ビザンチウムになったしな」
「コンスタンチポリスだな」
遷都の時に名前が変わっています。
「それでだ」
「何か今の俺の領土全体でもな」
「治めきれるかどうかか」
「不安だぜ」
ここまで弱体化しているローマでした、それで統治にさえ不安をきたす様になっていたのです。
第六千六百二十七話 完
2017・10・24
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