Staynight編『終わり』
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「...」
「さて、と、このままだと聖杯戦争自体壊れそうね」
「あの、凛さん。聖杯なんですけどもとから壊れてます」
「どういう事?」
「この聖杯は間違った方向にしか願いを叶えないんです。例えば自分を認めさせると願ったら認めない人間を全て殺す感じで」
「!?それでは私はなんのために!」
「セイバー、お前の願いは間違ってる」
「っ!貴方なら理解してくれると思っていたのに!」
「でもな、過去を変えるのはいけない事なんだ。例えどんな理由でも」
「...」
そこで地響きが鳴る
「何!?」
「行ってみよう!」
震源地は柳洞寺、つくと
「綺礼!?何をしてるの!」
「見て判らないか?聖杯だよ」
「そんな!?聖杯はソウが取り出して」
「だから前回の聖杯を使っているのだよ。まさかギルガメッシュがやられるとは思いもよらなかったがね」
いったい何を...
「さぁ、この世全ての悪よ!全てを壊してしまえ!」
綺礼は泥に飲み込まれていく。そしてその泥は回りを溶かしている
「アンリマユ!みんな!アレを吹き飛ばすぞ!」
「宝具ですね?」
ライダーが聞いてくる。頷く
だがセイバーは迷っていた。宝具を使えば自分が消えてしまうからだ。それを見た総刃は
「祖国と今を生きる人達、どっちが大切なんだ?」
「っ!それは...いえ、確かに。誰も生きる権利を奪う事はできない!ハァッ!」
聖剣が解放される。
「行くぞ!終わりから彼方へ届く光の粒子!」
「騎英の手綱!」
「約束された勝利の剣!」
其々の宝具が泥に当たる。それは耐えきれずに吹き飛ぶ。
「聖杯の...孔?」
士郎さんが呟く。セイバーやライダー、バーサーカーは消えかかっている
「どうやらお別れのようですね」
「はい、ソウハ、レウス達によろしく言っておいてください。」
「バーサーカー...お別れだね。ありがとう。今まで私を守ってくれて」
「■■■■...」
「みんな...ありがとう。俺はもとの世界に戻るよ。」
「えぇ、私の勝手な都合で呼び出してごめんね」
「いいですよ。懐かしい気持ちにさせられましたから。では」
消える英霊達、俺は聖杯の孔に入る
[かなり不安定だな。変な所に飛ばされないように気を付けろよ]
「判ってる。っとそろそろだな」
光が見える。そこは
「家...」
自分の家があった。帰って来たのか。さて家に戻るか!
「ただいま!」
勢いよく玄関を開けた
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