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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0198話『大本営の情報に困惑する衣笠』
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な事を聞いてきてなにか考え事?」
「うん。満潮が改二が来るだろう? だからそろそろ青葉や高雄、愛宕とかにもそろそろ改二の情報が来てもいい頃だと思うんだよな。何がとは言わないけどこの三人は元の世界では限定グラとか一度もなかったからな」
「あー……結構メタいね」
「まぁな。だから早く実装されたらいいなって思うのもいいかなと……」
「そうだね」

それからしばらく話題が途切れたので静かになったんだけど衣笠が率先して話しかけてきた。

「ねぇねぇ! 提督、さっきの電文の内容を館内放送で流さない? きっとみんな驚くと思うよ」
「んーー……確かに驚きそうだけど大丈夫かな?」
「大淀に確認を取ってやれば大丈夫だって!」
「そうかぁ……よし、やってみるか」

それで私は大淀を呼ぶ事にした。
しばらくして大淀が執務室に入ってくる。

「提督、どうされましたか……? 衣笠さんも私を待っていたようですけど……」
「うん。衣笠の提案なんだけど館内放送で大規模作戦の内容を教えようという試みをしようと思うんだ」
「それは、大丈夫でしょうがかなりの騒ぎになりますよ?」
「なるようになるって! やろうよ大淀ー!」

大淀の背後に周って肩を揉んでやっている衣笠は甘え上手なんだなと思いながら、

「……仕方がないですね。わかりました。それでは執務室の隣の放送室へと参りましょうか」
「わかった」
「やりぃ!」

それから三人で放送室へと歩いていく中、

「ですが真面目な話で血気盛んな人達は聴いたら勢い余って暴れ出しそうな感じですけど本当にいいんですね?」

二度目の忠告を大淀からもらう。
まぁ言い出したらやらないといけないよなという感じだから。

「まぁ大丈夫だろう。その都度対応すればいいんだから」
「でしたら責任は重大ですからね」
「わかっています」

そして私は放送室の席に着くとマイクを持って全館に伝わるように操作した後に、

「あー……全館に私の声が聞こえていて驚いていると思うが静かに聞いてくれ」

私がそう話し出すと外からもなにやら騒ぎになっているようで声が色々聞こえてくる。
だけどもうここまで来たら止まれないよな。

「心して聞いてほしい。今年の秋の作戦なのだが、冬の作戦との前篇後篇で分割する大型の作戦となる見込みのようだ。だからみんな、気持ちを高ぶらせるのもよし、一度落ち着いて心を静めるのもよし、限定作戦を見事成功させるために全員一丸となって頑張ろう。私からは以上だ」

私はそれで最後に電源を切って放送を終える。

「提督、やり切ったね!」
「あはは……少し緊張したな」
「ですがこれからが大変ですよ? 特に青葉さんが悔しがりそうですね」
「そうだな」

と、そんな話をしていると
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