IS 〜from another〜 01
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?ロストバージン直前の処女かっての。なに、安心しろよ。俺は優しいから無理に犯したりしねぇよ。それとも……そーゆープレイが好みか?」
少々下世話が過ぎる気もするが、元々傭兵なんてそんなもんだろうし、この程度下町のガキ共なら日常会話だろう。けど、仮に女尊男卑に凝り固まったプライドの高い女なら……?
「男の癖に!!」
ホラ食い付いた。三人か、想定より少ないな。案外テロ屋なんてそんなものか?
ともあれ三人は、それぞれ激昂して突っ込んでくる。リーダー格の女の制止が入るがもう遅い。10mまで近づいた所で俺から仕掛けた。
周囲を、コジマ粒子特有の翡翠色の先行が包む。プライマルアーマーを反転展開し、周囲の敵を巻き込んでコジマ爆発を起こす範囲攻撃、アサルトアーマー。至近距離でそれに呑まれた三人はシールドバリアーを引き剥がされ、全身の絶対防御が発動し、装甲は見るも無惨な有り様となっていた。
挑発に乗らなかった三人も危機を感じたのか、反射的に距離を離したようだ。まあこちらとしても一時的にプライマルアーマーが消失するので丁度いいとも言える。
右手はそのままに左手にもアサルトライフル、063ANARを展開し、両手の銃を続けざまに撃ち放つ。
高初速、高貫通力のライフル弾の雨に削り取られ、抉られ、貫通され、人としての原型を留めずに落ちていく肉塊を一瞥。その光景に思わず溜め息を漏らす。
殺す事に抵抗がある訳でも、罪悪感がある訳でもない。ただ、こういう戦場にノコノコ戻ってきた自分に嫌気が差しただけだ。だが、そう思おうにもこういう生き方しか知らないし、できないのだから仕方ない。
きっと自分は、骨の髄まで血と硝煙にまみれているのだろう。
「あと3機……リーダー格の奴は残さないとな。」
時間的にそろそろ軍のIS部隊がやってくる頃だ。その予想を裏付ける様に、ストレイドのセンサーが接近中のISを探知する。余り時間は掛けていられない。軍なんかに見付かったら死ぬ程質問責めにされる。最悪消される。
両手のライフルを格納し、代わりに旧レイレナードが一人の個人の為に作り上げた至高のレーザーブレード、MOONLIGHTを両手に展開、妖しく輝く紫色の刀身を発振させる。
「………いくぞ、ストレイド。」
《オーヴァード・ブースト 》
特徴的なストレイドの背部スラスターが変形し、翼の様に左右に展開する。
コジマ粒子を後方に超高速で噴射し、同時にプライマルアーマーで空気抵抗を推し切って人型であるネクストACに音速を突破させる機構。QBと併用する事により、その速度は時速2000kmを超える。
それを用いてただ真っ直ぐ接近する。そして、前方に滞空している3機の脇をすり抜け様、リーダー格以外の2機の首をブレ
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