『アホの子達が一か所に集まると…』1-4
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「会長さんと合流したのは、緑さんと美希さんと偶然カフェで会ったからですよ〜。
そうでしたよね〜。」
と言っている飯と一緒に緑屋とその隣にいる、ちんちくりん(背の小さい子)、朱雀に視線を向ける。
なにを怒っているのか朱雀は頬を膨らませ
「飯野先輩! 自分は緑色の全身タイツのおじさんじゃないです!! 変なあだ名で呼ばないでくださいっ!!」
飯に怒鳴っている。……緑色の全身タイツのおっさん…?? なんじゃそりゃ?
どこかのイメージキャラクターか何かか? やれ可愛いとかなんとか、キモカワイイとか訳の分からない事を教室とかで、女子共が変なキャラクター相手にキャーキャー言っているのをよく見かけるが、つまりそうゆうこと??
「ピッタリだと思いますけどね〜? そんなに嫌なら〜、緑さんにいつも引っ付いている金魚の…「チンクルでいいです! そっちでお願いします!!」」
あははっ♪ と笑っている飯…怖いなこいつ。女子につけるあだ名で、金魚の……はないだろ、さすがにっ。
全身タイツのおっさんか金魚の……この二つしか選択肢がない朱雀も可哀想言えば可哀想だけど……。飯の言っている事なんて無視すれば済む話なのに、良い奴だな朱雀。
「で、お前らはなにしてたんだよ」
飯のせいでずれた話を元の話に戻す。このままほっといたら一向に話が進まない。
「自分達は前の5人のような変態じゃないですからっ!」
「え? ナルシーって変態だったの!!?」
「ご、誤解だよっ。僕様は好きで変態な行為をしている訳じゃなくてっ」
「黙ってろアホ共っ、話が進まないだろうが!!」
ギャーギャー騒ぐアホ共を黙らし、朱雀から話を聞く。
------------------------------------------------------------------------------------------
◇「映画デートの帰り道」
本当に濡れ衣です。自分達はただ、しーさんが前から見たいと言っていた【実写版 白夜叉~万事屋よ永遠なれ~】を観に行っただけですから!!
映画を観終わって、あー面白かった、楽しかったー、言っている他のお客さんと混じって映画館を出て来たところからです。
「白夜叉、面白かったですねっしーさん♪」
原作の少年漫画は読んだことなかったですけど、さすがはしーさんお勧めの映画! とっても面白かったです♪キャラクターは全く分からなかったけど、江戸なのにちょっと現代的な設定とお下劣な下ネタとのバランスが良かったです。
まさかあの俳優さんがあんな事を言うなんて/// ファンの方々は怒らないんでしょうか? 大ヒットしてると、いう事は多分大丈夫だったんだと思いますけど……
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ