Staynight編『聖杯戦争』
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いうけど俺にはそうは思えない。だって使い魔っていうのは猫とか鳥だろ?そりゃ人の幽霊を扱うヤツもいるって言うけど...セイバーはちゃんと体がある。それに、その──とても使い魔に見えない」
衛宮君は私から視線を逸らす、見てる方はセイバーとアーチャーが座ってる方。多分セイバーを人間だと思ってるんだろう
「使い魔ね──ま、サーヴァントはその分類ではあるけど、位置づけは段違いよ。何しろそこにいる彼女はね、使い魔としては最強とされるゴーストライナーなんだから」
「ゴーストライナー...?じゃあその、やっぱり幽霊って事か?というかアーチャーは?」
「え?あ、アーチャーは...そうねいい忘れてたわ。アーチャーもね」
私は盛大に嘘をついた...が
「マスター、人を勝手に殺すのは止めてくれないか?」
「?アーチャーは死んでないのか?」
コ・イ・ツ・は!しかも衛宮君はアーチャーに馴れ馴れしく聞いてるし!
「死んでないな。なんたって俺は生きて...いや娘の帰りを待って寝てたらここに呼ばれたのだから」
「娘?遠坂?どういう事だ?」
「アーチャー?自害させるわよ?」
私は思いっきりの笑顔、スマイルで言った。
「そんな事命令したら即契約破棄するからな。俺は娘の下に帰らないといけない。あと嫁達も」
「結婚してたのか、何て言うかアーチャーも苦労してるんだな」
コイツら和んでやがる!私をほうっておいてなんて事を!
「と・に・か・く!マスターになった人間は召喚したサーヴァントを使って他のマスターを倒さないといけないの。その辺りは理解できた?」
「なぁ...さっきからマスターは他のマスターを殺せ殺せって言ってるけどメチャクチャ間違った情報教えてないか?」
「え?そうなのか?アーチャー」
「別にマスターを殺す必要はない。サーヴァントさえ倒せればそのマスターに出来る事は他のサーヴァントと契約して復帰する程度」
「おい遠坂?」
やっぱり自害させてやろうかしら
これじゃ私が騙してたみたいじゃない。セイバーも私を睨んでるし...というかセイバーなら知ってたんじゃないの?
「遠坂には悪いけど俺アーチャーから聞くよ。なんか親しみやすいし」
「...フッ」
「今すぐに地獄に送って2度と娘に会えないようにしてあげるわ」
「ちょ!遠坂!さすがにそれは酷いだろ!」
「それは契約を切る...と言う事でいいのか?」
くっ!コイツがあまりにも完璧にできるから脅しにもならないか。
「それでセイバーのマスター、何を聞きたい?」
「あ、そういえば俺達自己紹介してなかったな。俺は衛宮士郎だ」
「...聖船総刃」
「馬鹿!敵に真名教える!?普通!」
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