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転生とらぶる
ペルソナ3
1857話
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「え? それ本当?」
「ああ」

 学校に向かう途中、例によって例の如くゆかりと遭遇した俺は、有里が入院したという情報を教える。
 それに対してゆかりが口にしたのが、今の一言だった。
 そこにあるのは、不安と驚き。
 転入してきたばかりとはいえ、クラスメイトがいきなり入院したと言われれば……それもシャドウとの戦いが原因でとなれば、そうなるのは当然だろう。
 ちなみに荒垣には電話をしたが留守電になっていたので、メールで送っておいた。
 まぁ、まだ7時くらいだったし、そうであれば起きていてもおかしくはないが……それはあくまでも普通ならの話だ。
 残念ながらと言うべきか、荒垣は普通ではなく不良なので、当然のように夜は遅くまで起きていてもおかしくはない。
 もっとも、影時間……特に昨日の戦いは色々と大変だったから、見ているだけで緊張して疲れていてもおかしくはないけど。

「そう言えば、ゆかりは昨日の疲れ、大丈夫なのか? 最終的に、かなり疲れ切っていたようだったけど」
「あー……うん。一応帰ってからすぐに寝たし。けど、正直昨日みたいな件はもうごめんね。家に帰った途端ベッドに倒れ込んだし」
「かなり疲れたんだな」

 そう言い……ふと、何故か周囲の様子が静寂に包まれている事に気が付く。
 つい先程までは通行途中という事でかなり騒々しく、友人達と話している声が聞こえてきたのだが……何故か今は、静寂に包まれている。

「ん? どうしたのよ?」

 ゆかりも俺の様子に疑問を思ったのか、周囲に視線を向ける。
 そこで自分に……正確にはゆかりと俺の2人に視線が集まっているのに気が付いたのだろう。
 驚いたようにこっちを見て……何か周囲の注目を引くような事があったのかを考える。
 そうしてゆかりとの会話を思い出し……

『あ』

 俺とゆかりの口から、揃って声が上がった。
 先程の会話を考えれば、色々と微妙なところがあったのは間違いない。
 それこそ、俺とゆかりが夜に会い、ゆかりの体力が限界になる程に消耗するような運動をした。
 うん、それだけを聞けば何を思い浮かべるのかはすぐに分かるし、周囲が静寂に満ちている理由についても納得は出来る。
 ゆかりもそれを理解した為か、顔が急激に赤くなっていく。
 何だかんだと、男慣れしてないんだよな。

「……っ!? さ、先に行ってるわね!」

 それだけを告げ、ゆかりは俺を置いて校舎の中に入っていく。
 この場から逃げ出すのはともかく、俺を置いていくってのは正直どうよ?
 出来れば俺だってここにはいたくないんだが。
 そう思うも、既にゆかりの姿がない以上、周囲の者達の視線は当然のように俺に集まる。
 さて、どうしたものか……そう思っていると、少し離れた場所に順平の
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