暁 〜小説投稿サイト〜
SAO<紅の破壊神> 護ルベキ者、ミツケタヨ
ハジマリ

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ソードアート・オンライン。デスゲームの発表から半年が過ぎていた。
俺もこの世界に慣れてきて、今はもうここが仮想空間だということも気にならなくなってきた。
むしろ生き生きしてる。こっちのほうが、現実よりも。
「よう、久しぶりだな!」
今は朝8時。ここじゃまだ寝てる奴のほうが多いこの時間に話しかけてくるような暇人は……
「お前、他にやることねえのかよ。わざわざこんなとこまで来て……」
やはりこいつか。
この朝から元気イッパイのノー天気な青年はハヤタ。俺と同じ、この世界に囚われた住人だ。
「…お前、普通そういう事言う?朝から体にムチ打って来てるのによぉ?」
「別に来てくれと頼んだわけじゃねえし、体にムチってどこの親父だ、お前。見た目そんな年に見えねんだけど。」
「んなもん、言葉のあやだ。それよりお前今日暇か?ちょっとやりたいことあんだけどよ。」
「……ああ、いいよ。どうせ部屋でゴロゴロするか、モンスターバーサクするかの二択だったからな。」
俺がそう言うと、ハヤタは頷いた。
「うし、じゃあ9時だ。転移門前に来てくれや。んじゃな!」
「おう、きいつけて帰れよ。」
…話しぶりからしてわかったと思うが、ハヤタとはこの世界で長い付き合いだ。
というよりこっちではじめてあった人間だ。だから互いのことはある程度理解できる。
にしても。
「あいつ、何する気なんだろうな……。」

約束の9時。転移門前に俺は立っている。
「ぃねえじゃん。」
と思いながら2,3分待ってみると、
「よう、待たせちまったか?」
そういうハヤタの横にいるのは、

1人の女の子だった。
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