Staynight編『学校』
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ァントを倒せばこれは消せる」
「そうだけど...とりあえず邪魔をする程度にはやるわ」
アーチャーは黙って私のやる事を見ている。私は言葉を紡ぐ、が
「なんだよ、消しちまうのか?もったいねぇ」
私でもアーチャーでもゼロでもない声が私の思考を掻き乱す
「!」
令呪に反応はない。ならマスターじゃない。上、給水塔の上にソイツは私達を見下ろしていた
夜に溶け込む深い群青、つり上がった口元は粗暴で、獣臭じみたものが風に乗って伝わってくる
...獣の視線は涼やかだ
青身の男は、異様な状況において私を十年来の友人みたいに見つめている
「....」
「黙りか、普通これを仕掛けたのはお前かって聞く所じゃねえか?」
「これを仕掛けたヤツの正体は解ってるから。貴方は違う事くらい判るわ」
ニヤニヤと笑っていた男は目を見開くと笑いだした
「ハハハハハ!まさかもう正体に辿り着いてるとは!これはお前らいいコンビかもな!」
男はこちらを賞賛する
「だったら真名を暴いたのはそっちの兄さんか?」
視線は私ではなくアーチャーにむく、アーチャーは私を見る、...待ってるのだ。私の、主人である私の指示を
「どうせだしコイツに分からせてやりなさい。貴方がどれだけすごいかを」
「フッ、また無茶を、だがマスターの要望だ。逆らう訳にも行くまい。さてそちらは?」
「俺か?見て分からねぇか?」
「姿を見て分かるのはルーラーだけだろう。」
「ルーラーだぁ?」
「正規の聖杯戦争には呼ばれないクラスだよ。まぁそんな無駄口はおいておいて君はこの狭い屋上で殺り合うつもりか?」
「ハッ!何処だろうと戦えないようじゃ英霊なんぞになってねぇよ。」
すごい...私はあの男が殺気を振り撒いているのが肌で感じるほどのものなのにアーチャーは軽口を叩いている。むしろ友人感覚で話しかけている
「ほう、嬢ちゃんの方も中々だな、こりゃ失敗したな。面白がって声をかけるんじゃなかったぜ。いや、逆かもな。お前さんならあるいは」
『マスター、合図をしたら屋上から飛び降りろ。着地の方は任せてくれ』
『分かったわ。』
そう聞くと合図を待つ、いつでも動けるように準備して
その間に男の腕が上がる、事は一瞬。今まで何一つ握ってなかったその腕には、紅い槍があった。それは禍々しい魔力を、力を放っていた
「今だ!」
私は走る。後ろに、振り返らずに真っ直ぐと
後ろを見ていないから分からないがキンと金属音が鳴り響いている
でも振り返らない。金網を飛び越えて体を横にする。アーチャーが来るのを信じて
「逃がす...何!?」
そんな声が聞こえるがそろそろ地面につく頃だ。アーチャーはまだやって
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