暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
ターン82 邪魔の化身とラスト・『D』(魔)
[6/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
!魔法発動、おジャマ改造!」
「なんと万丈目、未知の力を誇るディーヒーローに対抗し、2枚目の未知なるおジャマカードを発動しました!ですが彼の手札にいた3体のおジャマはすでに手札抹殺により墓地に送られ、残るは場にいたままのおジャマ・ブルーのみ。これで万丈目、一体何を成し遂げようというのでしょう!」
「このカードは発動時に俺のエクストラデッキから光属性で機械族の融合モンスター1体を見せ、さらにデッキ以外の場所から任意の枚数だけおジャマモンスターを除外する。そして除外した数まで、その機械族融合モンスターの素材を1種類ずつどこからでも呼び出すことができる!XYZ−ドラゴン・キャノンを見せることで俺の墓地のおジャマ・イエロー、グリーン、ブラックを除外し、代わりにデッキからX、Y、Zを特殊召喚だ!」
『結局俺たちゃ最後まで』
『コスト要因なのかよーっ!』
『アニキのいけず〜!』

 そんな切ない叫びが聞こえた気もしたが、万丈目もその声に構ってやるほどの余裕がないらしい。それとも、集中しすぎていてその声も耳に入っていないのかもしれない。まあ3兄弟もついこの間、割とやりたい放題に暴れたからか本気で自分たちの待遇を嫌がっているわけではないようだ。あくまであれも、いつものちょっとしたじゃれ合い程度の意味合いなのだろう。
 ともかく3枚のカードが除外されるのと同時に、アルファベットの名を冠する3体のマグネットモンスターが合体前のまだ分離した状態でディストピアガイの眼前に着陸する。

 X−ヘッド・キャノン 攻1800
 Y−ドラゴン・ヘッド 攻1500
 Z−メタル・キャタピラー 攻1500

「まずはお前らの合体だ!ゆけっ、X、Y、Z!この3体のマグネットモンスターを除外することで、XYZ−ドラゴン・キャノンを特殊召喚する!」

 Yの胴体の中央にXの下半身である球体が接続され、その横を補強するかのように2つに分離したZが左右にそれぞれ接続される。あの海馬瀬人がバトルシティにおいて神のカード召喚のための足掛かりとして採用しておきながら、それ単体で並のモンスターならば蹴散らすことのできる力を持つ大型融合モンスターだ。
 だが、万丈目のマグネットモンスター戦術にはさらにその先があることを、僕らは知っている。

 XYZ−ドラゴン・キャノン 攻2800

「魔法カード発動、融合識別(フュージョン・タグ)。エクストラデッキのモンスター1体を見せることで、このターン指定したモンスターを融合素材にする際そのモンスターとして扱うことができる。これによりおジャマ・ブルーは、VW−タイガー・カタパルトの名を得る」
「これで万丈目、フィールドにその1体ごとの召喚すら難しいとされる2種類のマグネット融合体を、1体は同名カード扱いになっただけとはいえわずか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ