ターン82 邪魔の化身とラスト・『D』(魔)
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ようともせず、アームド・ドラゴン・カタパルトキャノンがその前に立ちはだかった。
「ならばこのタイミングで、こいつの効果を発動だ。相手ターンに1度デッキからカードを1枚除外し、全弾発射!エド、貴様の場も、墓地も、全てのカードを根こそぎ除外する!この効果ならば、貴様のダスクユートピアガイからの干渉も受けることはない!やれ、アームド・ドラゴン・カタパルトキャノン!」
「全てを除外だと?速攻魔法、禁じられた聖杯!指定したモンスターの攻撃力を400ポイントアップさせる代わりに、そのモンスター効果をこのターンの間無効にする!」
「させるか!速攻魔法、禁じられた聖槍!対象モンスターの攻撃力を800ポイント下げることで、このターン魔法、罠に対する完全耐性を与える!」
「……だが、Dragoon D−ENDのエフェクトは既に発動している。たとえこちらが除外されようが、どのみち効果ダメージでお前の負けだ万丈目!」
「それはどうかな、その心配は俺には無用だ。トラップ発動、魂のリレー!手札のモンスター1体を特殊召喚し、そのモンスターがフィールドに存在する限り、俺はあらゆるダメージを受けない!」
カウンター合戦を万丈目が制したことにより、遺憾なくその実力を発揮したアームド・ドラゴン・カタパルトキャノンが火炎弾に対抗するかのように全力掃射を行う。3体のモンスターが火球と閃光に飲み込まれ、全てが消えてなくなっていき……ぽっかりと空いたフィールドに唯一残っていたのは、誰もが見慣れたあのモンスター。万丈目が魂のリレーで呼び出した、ただ1体だけだった。
「なんと万丈目、この効果さえも凌いだーっ!しかし魂のリレーはそのデメリットとして特殊召喚したモンスターがフィールドを離れた時に自身の敗北が確定する、モンスターとプレイヤーが文字通り一蓮托生となる効果を持っています!果たして万丈目が最後に選んだのは、一体どのモンスターなので……あ、あれは!?」
「俺が特殊召喚したのは、こいつだ。これが最後の戦いだ、おジャマ・イエロー!」
おジャマ・イエロー 攻0
『よーし、いってらっしゃ……え?あれ、もしかしてオイラのこと?』
「お前の他に、どんなおジャマ・イエローがいるというんだ。いいからシャキッとしろ、それでも俺のエースモンスターか!」
『エース?オイラが……?』
感動のあまりぶわっと泣きはじめるおジャマ・イエローからは照れ隠しからか顔を逸らし、すぐにエドの方へと向き直る。
「……ターンエンドだ」
「俺のターン。貴様の負けだ、エド!おジャマ・イエローでダイレクトアタック!」
『ええ!?でも、オイラの攻撃力は……』
「何をゴチャゴチャ言っている、いいからさっさと攻撃して来い!」
『わ、わかったわよん、もう……でやあ〜っ!』
おジャマ・
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