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遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
ターン81 邪魔の化身とラスト・『D』(邪)
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ゃ万丈目 LP4000 手札:1
モンスター:アームド・ドラゴン LV7(守)
魔法・罠:1(伏せ)
 エド LP4000 手札:2
モンスター:???(セット・ディフェンドガイ)
魔法・罠:便乗

「僕のターンだ。魔法カード、カップ・オブ・エースを発動。このカードは発動時に正位置か逆位置かをランダムに決定し、正位置なら僕が、逆位置ならお前が2枚ドローする。さあ万丈目、この回転を止めてみろ!」
「……ストップだ」

 かつて斎王も愛用していたドローソース、カップ・オブ・エース。あの時は斎王自身の能力も合わせることで実質3枚積める強欲な壺となっていたが、今回はその恩恵もなく、真の意味でのギャンブルカードになっている。エドの頭上で回転するカードが、万丈目の声によりゆっくりと停止した。

「……あーっと、おじゃ万丈目、逆位置を引き当てた!さすがの運の強さ、やはりこれが持っている男、おじゃ万丈目の実力なのでしょうか!」
「当然だ。エド、2枚のカードを引かせてもらうぞ」
「構わないさ。ただしこの瞬間便乗の効果により、僕もカードを2枚ドローする。さらにもう1枚、2枚目のカップ・オブ・エースだ」
「……ストップだ」

 再びエドの頭上で回転するカードに、万丈目がストップをかける。だが万丈目の強運も2度は続かなかったらしく、今度は先ほどと真逆の位置で停止した。

「残念だったな、これにより今度は僕だけがカードを2枚引く。デステニー・ドローを発動。手札からドリルガイをセメタリーに送り、さらにカードを2枚ドロー。ディフェンドガイを反転召喚し、V・HERO(ヴィジョンヒーロー) ヴァイオンを召喚!そしてヴァイオンは召喚に成功した時、デッキからヒーロー1体をセメタリーに送ることができる。行け、ダイハードガイ!」

 ???→D−HERO ディフェンドガイ 攻100
 V・HERO ヴァイオン 攻1000
 
 便乗とカップ・オブ・エースのコンボにより、回転がどちら向きに止まろうと必ず2枚のドローをするという結果を導き出したエド。その潤沢になった手札から召喚されたのは、なんとEでもDでもない新たなる種別のヒーロー、ヴァイオン。まさかヒーローつながりということ以外にシナジーの無いカードが入るわけもないし、恐ろしいことにディーヒーローは今なおエドと共に進化を続けているらしい。となると、次に何が出てくるのかはもはや本人以外の誰にも予想がつかない。
 そして今回エドのとった戦術は、新たに手に入れた力の解放だった。

「万丈目、まさかお前がこのカードの初陣を飾る相手になるとはな。ヴァイオンのセカンドエフェクトによりセメタリーのダイハードガイを除外することでデッキから融合を手札に加え、そのまま発動する。場のディーヒーロー、ディフェンドガイと
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