ターン81 邪魔の化身とラスト・『D』(邪)
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目 LP4000→2600
「おじゃ万丈目、これは手痛いダメージですっ!このままエド・フェニックス、わずか1ターンで押し切ってこのデュエルを制するのか!?」
「ふざけるな、そう簡単にやらせはせん。リバーストラップ発動、ダメージ・コンデンサー!手札1枚を捨てることで、今俺の受けた戦闘ダメージ以下の攻撃力を持つモンスター1体をデッキから特殊召喚する。来い、破面竜!」
墓地から万丈目を守るように立ちふさがったのは、万丈目の愛用するドラゴン族専用リクルーターの仮面竜……ではなく、よく似てはいるが別物の竜。まるで仮面竜の仮面が破れたようなその顔の口元からは、呼吸するたびにひゅうひゅうと小さな炎が吐き出されている。
破面竜 攻1400
「攻撃表示……?」
「そうだ。そして今捨てられたカード、おじゃマジックの効果によりデッキからおジャマ・イエロー、ブラック、グリーンを1枚ずつ手札に加える」
訝しむエドに対し口の端を釣り上げて笑い、手札コストの損失をチャラにする3枚サーチを行う万丈目。その様子に最初にピンと来たのは、意外にもレポーターのお姉さんだった。
「おじゃ万丈目、デッドリーガイに攻撃力では遥かに劣る破面竜を、なんと攻撃表示で繰り出した!これは戦闘破壊された場合に発動できるリクルート効果を発動するため、ダメージ覚悟でエドの攻撃を誘っているというのでしょうか!?もしそうだとすれば、なんという捨て身の戦法なのでしょう!さあどうするエド・フェニックス、ここであえてこの誘いに乗って戦闘を続けるのか、それともここは引くのでしょうか!?」
多分あのお姉さんに悪気はないんだろうけど、あんな言い方されたらあのエドが引くわけがない。案の定、罠と知りつつ万丈目の望みどおりに、デッドリーガイが爪を振りかざして飛びかかる。
「いいだろう、万丈目。何を企んでいるかは知らないが、その下手な誘いにあえて乗ってやろう。デッドリーガイ、破面竜に攻撃しろ!」
D−HERO デッドリーガイ 攻2600→破面竜 攻1400(破壊)
おじゃ万丈目 LP2600→1400
「ぐっ……この瞬間、破面竜のモンスター効果発動!このカードが戦闘破壊され墓地に送られたことで、デッキから守備力1500以下の幻竜族モンスター1体を特殊召喚する。俺が呼び出すのは守備力1000、メタファイズ・アームド・ドラゴン!」
デッドリーガイが素手で破面竜の体を深々と切り裂いた刹那、白色の輝きが弾け飛ぶ。その光の中心で先ほどドリルガイの攻撃により傷つき倒れたアームド・ドラゴンが、ドラゴン族という枷から解放されて更なる高みへと幻界突破を成し遂げる。
メタファイズ・アームド・ドラゴン 攻2800
「おじゃ万丈目、大逆転の最
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