暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1856話
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月光館学園の教師にも伝わっているが、アルマーにもこの件は教えておいた方がいいと思ってな』
「ああ、助かる。なら、ゆかりと荒垣には俺から知らせた方がいいか?」
『そうしてくれ』

 桐条はそう言うと、有里が入院している病院と部屋の番号を教える。
 いや、ありがたいんだが……一応別勢力になっているってのに、その辺を教えてもいいのか?
 俺達を信用しているというのもあるんだろうが……うん、まぁ、その辺は特に気にしない方がいいか。
 そう判断し、その後10分程桐条と世間話をする。
 どうやら影時間が終わってから有里の件で色々と動いていたらしく、かなり疲れているようだった。
 俺と話している暇があったら、少しでも寝た方がいいと思うんだが……桐条にとって、俺と話すのはいい気分転換になるらしい。
 まぁ、その気持ちは分からないでもない。
 桐条にとって真田はどちらかと言えば部下のようなものだろう。
 その点で考えれば、俺は少なくても1つの勢力を率いている形だ。
 つまり、俺と桐条は同列の相手ということになる。
 ……まぁ、桐条は桐条財閥の一人娘という事で、対外的な信用では戸籍もない俺とは比べものにならないが。
 ともあれ、俺は桐条の世間話という名の気分転換に暫く付き合い、通話を切る。
 そうして時計を見ると、もうすぐ午前7時になるくらいだ。
 何だかんだで、1時間近くも電話してたんだな。
 このまま2度寝してもいいんだが……いや、予想外の驚きで既に俺の中から眠気はすっかりと失せている。
 であれば、無理に2度寝をする必要もないだろうと、俺はそのまま起きる事にするのだった。
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