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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
004話『強くなるために……』
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やぁっ!」
ヴィヴィオちゃんも僕が倒れたのを合図にシホお姉ちゃんに突撃していったんだけど、
「まずヴィヴィオは戦うものの身体をしていないから結構隙が多いのよね」
ヴィヴィオちゃんの拳を何度も手のひらで受け止めながらもシホお姉ちゃんはそこから一歩も移動をしていないのを見て、
「(まだまだ僕たちじゃたどり着けない高みにいるんだな……)」
と、思い知る。
それはそうだと感じながらも、
「だからヴィヴィオは力技だけじゃなくて攻撃が軽くても確実に通るような戦法を見出した方がいいわね。例えば―――……」
そう言ってシホお姉ちゃんはやっぱりというべきかヴィヴィオちゃんに浸透剄の方法を教えていた。
「うん……最初よりはうまく浸透剄を使いこなしてきたわね。でも、まだまだなのはには負けるから要特訓ね。ヴィヴィオはもう休憩しておこうか? 体力はあるとはいえまだまだ地力が弱いんだから」
「ッ!……ハァハァ……はい!」
ヴィヴィオちゃんはそれで一回休憩のために椅子に座っていた。
そこにタマモさんが現れて、
「はい、ヴィヴィオちゃんジュースですよ。休憩していてくださいましね」
「あ、ありがとう、タマモさん」
「はい♪ それよりツルギ君、いつまで寝そべっているのですか? このままだとシホに勝てませんよ?」
「はっ!」
それで僕は今まで観察の為か意識を集中していたために横になっていたのを忘れていたのを思い出して、恥ずかしい思いをしながらも立ち上がって、
「そ、それじゃシホお姉ちゃん。少し本気を出すけどいいよね……?」
「ええ。相手になるわ」
「うん!」
そして僕は己の中に入っていくように気を研ぎすまして、そして唱える。
「……ブレード・オン!」
これが僕の魔術回路のスイッチの言葉。
そして僕の一番得意な魔術である概念抽出魔法を脳内で選択して、
「概念抽出……ヴァジュラ! 是、雷速歩法!」
僕は身体に雷を纏い瞬間的に何倍にも加速できるように体を強化した。
「ふっ!」
そして一気にシホ姉ちゃんへと接近する。
今の僕なら出来る!
そう言う気持ちで吶喊したんだけど……、
「……まだ一直線過ぎるわよ? これならまだ銃弾の方が脅威だわ」
あっさりと僕の雷速歩法は躱されてしまった。
やっぱりすごい!
それならと僕はシホお姉ちゃんの周りを何度も瞬間的に移動しながらも、やっとの事でシホお姉ちゃんの背後を取ることに成功したために、
「これで決めるよ! 概念解放! ヴァジュラ!!」
僕の手のひらに今宿っている雷をすべて集束して一気に雷撃として放つ。
これならさすがのシホさんも!
だけど、
「まだまだ最後の詰めが甘いわよ。やるなら至近距離で放
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