第六千六百二十一話 勝ってから
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第六千六百二十一話 勝ってから
ローマは強力なカルタゴ海軍に乗り込み戦術で勝ちました、船と船を接舷させて橋をかけさせて乗り込む戦術を使ってです。
そうして勝っシチリア島を手に入れるとすぐに上司の人がローマにこうしたことを言ってきました。
「この島は属州だ」
「属州？」
「そうだ、ローマの領地にする」
簡単に言うとそうなります。
「総督を置いて治めさせるな」
「へえ、そうしたところにするんだな」
「今後こうした属州を増やしていきたい」
シチリアだけでなく、というのです。
「その資金石となる」
「そりゃまた随分なことだな」
「そしてだが」
さらにお話する上司の人でした。
「シチリアから他の島も占領していくからな」
「そういえば地中海って島多いな」
今で言うサルディニアやコルシカ等です。
そうした島々も占領していくことになるローマでした、シチリアはその中でも最も重要な島だったのです。
第六千六百二十一話 完
２０１７・１０・２１
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