テスタロッサ家
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
アが貴方の下へ行っていたにせよフェイトにせよ許すつもりだったのよ...貴方は私達テスタロッサ家を救ってくれた人間。誰よりも恩を感じる相手なのだから」
「...はい」
総刃はいつの間にか涙を流していた。ここに来るまで長かったのにと...そしてなんだ来ちゃえばこんなに暖かい物なのか...と
「...」
「...そろそろ」
「えぇ...安心したようね」
「はい!色々と大丈夫になりました」
笑顔で答える総刃
「それならみんなの所に行きましょう」
移動してリビングに来るとアルフがジャーキーにかぶりついていた...ジャーキー?
「犬?」
「狼だよ!...総刃...泣いたのかい?」
「え?あ、いやこれは」
「プレシアに何かされたのかい!?」
キッとプレシアさんを睨むアルフ。でも
「プレシアさんは悪くない。俺が弱かっただけだし」
「そんな事ないよ!アタシは見てたよ!アンタの活躍を!誰よりも強い...そう思える戦いだったよ!」
「ありがとう...でも俺よりも強い奴なんているさ。世界は広いんだから」
そう言うと顔を伏せてしまうアルフ
ありがとう。でもその心の緩みは俺を駄目にする。だからみんなを守れる力がちゃんとある内に...いつか...もしもいつか普通の人間になる時が来ても大丈夫なように
胸に秘めるは希望の思い、その手で託すのは奇跡の軌跡。いずれ来る話...世代交代はいつの世でも来る事。それは総刃からヴィヴィオへと変わろうとしてるように
「アリシア料理上手くなったね」
「総刃をもらう為に努力したもん!」
「背はちっさいけどな」
「む〜、総刃デリカシーがないよ?」
「むしろアリシアやイリヤ達の長所だと思うけど?背の高い女性より低い方が好かれやすいしさ」
「私はちっさ過ぎると思うよ〜...でもそう言うなら」
今日はヴィヴィオは連れてきていない。ヴィヴィオも学校に行く歳だ。休みの日でなければ態々休ませて連れてくる必要はないだろう。
俺達は休みが取りにくいのだからはやてがくれたこの機会に行っておかないとタイミングを逃す
フェイトとアリシアが作ったのはピーマンの肉詰めとアスパラガスとじゃがいもを蒸した物、それにから揚げ。
もしかしてフェイト...
フェイトを見るとウィンクして直ぐに作業に戻っている。俺の好きなから揚げ出してくれたのか。作るの大変なのに
そういえば来たときスーパーに寄って買ったっけ鶏肉
「いただきます」みんな
「あらこの味付けはフェイトね?」
「あ、分かった?」
「えぇ娘の作った料理を把握しない親はいないわ」
いえ、少なからずいると思いますが...
食べていく。シュテル
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ