0195話『JD風な蒼龍』
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子供の純粋な感想に蒼龍のなにかの琴線に触れたらしい。
少しずつだけどにやけてきているのが分かるな。
これぞ戦法・褒め殺し作戦である。
それからも何度か七海ちゃんに質問をしてその度に蒼龍の事を褒める姿を見れて採取的には、
「な、七海ちゃん、提督も……そろそろやめてほしいかな〜? 恥ずかしくなってきちゃったよ……」
心に余裕が無くなってきたのかもう顔を盛大に真っ赤にさせている姿を見て、
「(勝った!)」
私は内心ほくそ笑んだ。
なのでそろそろからかうのもやめておく事にした。
「ところで七海ちゃんはその分厚い本はどうしたの?」
「うん。海軍の提督になるためのお勉強のための本だよ」
「すごいね! 七海ちゃん、頑張ってね!」
「うん! 私も将来は提督のお姉ちゃんみたいになりたいから頑張るの!」
私を目標としてくれるのは嬉しいけどどこかむず痒いな。
それから少し話をして「またねー!」と言って七海ちゃんと別れた後に、
「でも、七海ちゃんっていい子ですよねぇ……」
「そうだな。あの子の事も守れるように頑張らないとな」
「そうですね。あ、そうだ。欲しいものをまだ買っていなかった!」
それで蒼龍におねだりされたのでしょうがないから目的のお店まで付き合ってやって蒼龍は嬉々として購入していた。
本当に蒼龍はノリは女子大生だから元気だよなと思う私だった。
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