エヴァ七夕
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文中、不快な表現、ヤヲイなどがあります、あらかじめご了承下さい。
この日、暦の無い世界に住む碇シンジは、今日が7月初旬、7日頃だと思っていた?
「アスカ、食べないと体に悪いよ」
「うっさいわねえ、そんな物食べられないって言ってるでしょっ!」
すでに地上に残った保存食は、食べ尽くしたか風化してしまい、いつまでも生態系が回復しない地球では、食べられる物が無くなって行った、アレを除いては。
「でも、このあたり結構おいしいんだよ」
カンッ!
シンジの出した金属製の皿を、手で払って中身をぶちまけてしまうアスカ。
「気持ち悪い事言わないでっ!それ本気で言ってるの?」
シンジとしても、これを食べるのは苦痛だったが、赤い海水、LCLを飲むだけでは、飢えは満たされなかった。
(やっぱり、アスカには無理なのかな、昔、アレに襲われた事もあるし、アスカのお母さんがいた2号機だって、でもやっぱり何か食べないと?)
そのまま浜辺で眠ってしまったシンジの前に、海から一人の少女が上がって来た。
「碇君」
「ん?あっ、綾波っ!」
十数年ぶりに再会した二人だったが、シンジの第一声はこれだった。
「ごめん、毎日、君の体を食べて」
この世界に残った食用可な物は、いつまでも組織が死なない、エヴァシリーズと、地平線の彼方にあるリリスの頭、日本にある腰周りだけだったので、どこかの魔法少女のお付きの魚吉のように、シンジの食生活も三食リリスだった。
「いいの、私の体、おいしかった?(ポッ)」
「う、うん(ポッ)」
普通の会話ができない二人は、一般常識からは、かなりずれた話をしていた。
「私も食べてみる?」
「えっ?」
一瞬、別の意味かと思ったシンジだったが、レイはアソパ*マソのように自分の体のパーツを外して渡そうとしていた。
「あっ、だめだよ、もったいない、できたら直接」
暗にアッチの方を要求したつもりだったが、レイは真顔でこう言った。
「ええ、好きな所を食べて」
「でも?」
「この体は一日しか持たないの、だから何をしてもいいのよ」
「そんなっ、どうして?」
「今日は特別な日なの、だから私がここに来れた、でもそれは一日だけ」
「今日だけ、なの?」
気性の激しいアスカと違い、穏やかに話せる懐かしい相手に会えてホッとしたのも束の間、レイはすぐにいなくなると言い出した。
「泣かないで碇君、また来年になれば会えるわ、だから今日は」
(何をしても?(ゴクリ))
「あっ!綾波っ!!」
お言葉に甘えて、砂浜のレジャーシートにレイを押し倒し、唇、耳、ほっぺた、首筋を味見?して行くシンジ。
「食べないの?」
「え?もっと味見したいんだ、それに」
ジューシーな肉汁?を堪能したかったらしい。
「うっ、そんな
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