ご奉仕するニャン
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「おキヌさん、最近、横島さんの出費が多いようなんですけど、何か知りませんか?」
「えっ?そうなんですか、帰りも遅いみたいですし?まさか浮気(真っ青)」
これだけ何人もヤリまくっていて、浮気もくそも無いが、おキヌの中では、夜の町で派手な女をはべらせ、豪遊している横島が想像できた。
おキヌ妄想中・・
「ほ〜ら、金じゃあっ!なんぼでもあるでぇ〜〜、来んかい来んかいっ!」
万札をばらまいて、おミズの女を呼び寄せる横島。
「「「「「「きゃ〜〜〜〜〜、ヨーさんステキ〜〜〜!」」」」」」
「ほらほら、こっちにケツ向けて、順番に並ばんかい、ほれっ、ほれっ!」
ズンッ!ズンッ!
「「「「「「いやあぁ〜〜〜〜〜ん」」」」」」
(横島さんって、美神さんみたいに派手で高飛車な人が好きだから、きっと、きっと……))
ガーーーーーン!
瞳孔まで真っ白になり、呆然と立ち尽くすおキヌ、そして。
(そんな、浮気だなんて、まさかっ!)
小竜姫、妄想中
「女なんて自分の都合が悪くなったらすぐ泣くし、理屈なんて通らねえ、「私は悪くないのっ!」とか言って、男が謝るまでふくれるしかできねえ、ママ以外の女なんてクズだ」
「ええ、僕が何度嫌だと言っても追い掛けて来て全く話が通じない、まるで彼女と僕が結ばれるのが、決まったような言い方しかしないストーカーなんて、もう沢山だっ」
「全くだ、金は掛かるし手間もかかる、何よりも自分がそれだけの値打ちを持っていると、勘違いしているのが気に食わん」
「もう女なんてこりごりだな、何もかも分かりあえるのは、やっぱり男同士だ(ニヤリ)」
「お悩みのようですね諸君、さあ懺悔の時間です、全てを神の前に晒しなさい、神は全てをお許しになるでしょう」
「「「「「「はい」」」」」」
そして全てをさらけ出した男達は、熱い抱擁を交わし、懺悔を始めた。
「横島っ」「雪ノ丞っ」
「ピート君」「先生っ」
「タイガー」「西条どん」
(野菜シーン自粛)
「ヒィイイイイイイイイイッ!」
口から泡を吹いて倒れそうになる小竜姫、これではまるで二人の妄想対決だったが、周囲では進展があった。
「おい、メドーサ」
ピクッ
ワルキューレがメドを、メドーサと呼ぶと反応が変わった。
「何だ?」
「聞いた通りだ、今日は奴にねだって後を付けてくれ、我々は上空からバックアップする」
「分かった」
きっと神族か魔族だけに、真の名前を呼ばれた時だけ、以前の人格が復活するのかも知れない。
「分かったね、ケイ」
「うん」
「分かりましたね、パピリオ」
「でちゅ」
他の二名も言い含められ、おねだりして横島の後を追う事になった、ここに通称「パパ浮気しないでっ(涙)子はかすがい作戦」が発令された。
「ねー、ねー、
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