暁 〜小説投稿サイト〜
GS美神他小ネタ18菌
ゾイドSS?
[6/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

 聞くまでも無く、答えはオッケーらしい。
「ねえっ、欲しい物があったら何でも言って。 デススティンガーもあげる、帝国でも共和国でもバンの物だよ」
 けっこう尽くすタイプのリーゼちゃんだった。
(ここでフィーネって言ったら殺されるのかな?)
 はい。

「まず、安心してニコルを産める場所だな、ニコルのいた村は嫌だよな」
 コクリ
 言うまでもなく却下らしい。
「じゃあ、俺のウィンドコロニーなんかどうだ? 姉ちゃんもいるし、伸び伸び育てるにはいい所だぜ」
「うんっ」
 すっかりバンに体を預け、嬉しそうにしているリーゼ。 もちろんバンの方は、あの場で結婚させられる事など知らなかったので、ニコルが出来たリーゼちゃんの責任を取るつもりでいた。
 ついでにゾイド好きの息子に、子供の頃から操縦をしっかり仕込んでやるのが、楽しみで楽しみで仕方なかったらしい。

 その頃、帝国領の会議室では…
「デススティンガーの現在位置は?」
「地下をゆっくりと移動しています、何を壊すでも無く、来た道をそのまま戻っています」
 式典に乱入し、皇帝や大統領に危害を加えようとした罪はあったが、あの可愛い要求を飲まなければ、デススティンガーと戦わなければならない。 それにリーゼは、バンに好意を持っているようなので、命に危険は無いと思われていた。
 ブウンッ
 そこで会議室に、無理矢理割り込む映像があった。
「「「「「「リーゼッ!」」」」」」
「さっきは乱暴な方法でバンを連れ去ってすまなかった… あいつにも怒られてしまった」
「貴方は、リーゼさんなのですか?」
 女同士である大統領でさえ、ほんの1時間前とは全く別人になったリーゼを見て驚いていた。
「そうだ、これからバン・フライハイトの要求を伝える」
「何だとっ?」
 すでにバンがリーゼやレイブンの仲間になり、また世界を混乱に陥れるのではないかと怒るアーバイン。 もしそうなら、自分の手でバンを倒すしか無い。
「慌てるな、バンからの頼みだ。 惑星復興用のゾイドが欲しければ、いくらでも作ってやる。 これから惑星中のゾイドイブから、建設用ゾイドが溢れ出すだろう」
「「「「「ええっ?」」」」」
「それとこれはボクからの要求だ。 帝国と共和国はゾイドを「購入」と言う形で受け取り、その金銭は全て被災者に渡す事。 餓死者や凍死者を出す事は許さない、これもバンの希望の一つだ」
 これが復興の女神、りーゼちゃん誕生の瞬間だった。
「ええ、分かりました、ご協力感謝します。 彼の願いなら私達も異存はありません」
「他にも食料生産プラントも復旧させてみる、動けばまた連絡する」
「ありがとうございます」
 バンがどうやってリーゼを「説得」して「服従」させたか、すぐに分かった大統領。 そこで、子供のルドル
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ