ゾイドSS?
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で冷血で、人の命さえ何とも思っていなかったような少女の、一番弱い部分を見せられて慌てるバン。
「それに… ボクは見た… ジェノザウラーの荷電粒子砲を防いだヘルキャットをっ、ヒック、だからニコルの魂はお前と共にいるんだっ、だから、 だからっ……」
「だから?」
止まる事なく降り注ぐ涙と一緒に、呆然とリーゼの告白を聞いているバン。
「魂だけのニコルに体を作ってやればいいっ! それはあいつとゾイドイブを探す約束をしたボクと、ニコルの魂を持ったお前の子供で無ければならないっ!!」
「へ……?」
リーゼ理論は不明だったが、ニコルを再び現世に受肉させるには、バンとリーゼの子供でないといけないらしい。
「リーゼーーッ! 何してるのーーっ!!(怒)」
そこで、会場の通路の奥から、ウェディングドレス(笑)に身を包んだフィーネさん(年齢不明)が登場した。
「おい、こう言う事だったのか…」
「そう、本当は式典のクライマックスだったんだけど、ぶち壊しね…」
呆れて見守るアーバインとムンベイ。 二人の結婚式は、これからの再生と復興を象徴する儀式となるはずだった。
「フフフッ、お前だけを幸せにさせはしないっ、スペキュラーッ!」
「ウオオーーーン!」
リーゼが呼ぶと、青いオーガノイドが光になって飛んで来た。
「よしっ、引くぞっ、シャドーッ!」
レイブンもオーガノイドを呼び、脱出する。
「「あれはっ?」」
ジェノブレイカーと合流し、守備隊のゾイドなど物ともせず、まるで無人の野を行くように飛び去るレイブン。
「くそっ、まだあいつが残ってたな」
デスザウラー討伐に協力し、無罪放免とされていたのが仇となった、そして…
ガリガリガリッ! ドオオオンッ!!
式場の床をぶち抜き、巨大な爪が現れる。
「「「「「「「「「「まさかっ!」」」」」」」」」」
多分、死ぬまで忘れられない前腕部… 下には巨大な荷電粒子砲があるのは間違いなかった。
「「「「「「「「「「デススティンガー……」」」」」」」」」」
「はははははっ! 古代ゾイド人のボクならゾイドイブも思いのままだっ! もうすぐデスザウラーだって復活させてやるっ!」
今日はゾイドコアだけ抜けていた、デススティンガーを修理して乗ってきたリーゼちゃん。
「何てこった…」
「この世の終わりだ」
そこでヘロヘロのバンを、スペキュラーに乗せてさらって行くリーゼ。
「だが安心しろ、ボクはヒルツのように世界など欲しくない、ボクの要求はバン・フライハイト、そしてこいつが持っているニコルの魂だけだっ!」
「「「「「「「「「「はぁ?」」」」」」」」」」
「ボク達の愛の生活と、出産を邪魔する奴は誰であっても容赦しないっ! 分かったなっ!(真っ赤)」
ガリガリガリッ
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