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特殊部隊2、世紀末覇者ちゃん登場
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 数日前
 バシュ! ドカッ! シュンッ! カッ! ザシュウッ!
 魔族のとある基地で、武闘大会が行われていた。
「ここで負ける訳にはいかんっ、水の少ない私の村では、吉報を待っている一族の者がいるのだっ!」
 何となく天下一武闘会の、誰かのような理由で戦っている少女。
「それは私とて同じだっ!大恩ある**様のご恩に報いるには、勝利の二文字以外有り得ないっ!」
 こっちは烈火の*みたいな少女、それぞれ一族郎党に見送られ、部族の将来を担って来た少女達に敗北は許されなかった。
(次の一撃で決まる)
 すでに体力も霊力も消耗し尽くしたのか、最期の一撃に必勝を祈願する。
「貴様、いや、もう何も聞くまい、次の一撃は我が全身全霊を賭けた拳だ、貴様もそのつもりで来るがいいっ!」
 どこかの紫龍きゅんみたいなセリフを言う少女、やっぱり賞品は射手座のゴールドクロスかも知れない?
「「ハアアアアッ!!」」
「露山翔竜破っ!」
「ペガサス榴逝拳っ!」
 ザシャアアッ!
「そこまでっ!」
 きっと、無敵の盾を自分の拳で砕いてしまった少女が敗者となったらしい?

「次の対戦者、中央へっ!」
「お主、流派は?」
「呉留布を少々」
 まるでゴルフクラブのような武器を持った少女、そもそも呉・留布(ご、りゅうふ)とは中国4千年の(以下略。民明書房刊)
「貴殿こそ、その目は?」
「ふふ、すでに心の目は開いてござる」
「手加減は無用、と言う事か」
左様(ニヤリ)
 もう大維震八連制覇か、天頂五輪武闘会らしい。

 こうして選ばれた特殊部隊の第1班が、ワルキューレの前に到着した。
「ほう、いい面構えだ」
 ドカッ!
 挨拶代わりのボディーブローにも、ビクともしない猛者達。
 志願者とは言え、強さと、魔族への忠誠心から選んだだけあって、もう女とは呼べないような者も多かった。
「いいだろう、貴様らに与えられた時間は4日間だ、その間に神族に知られる事無く、任務を達成し、速やかに撤収せよっ!」
「「「「「「「「「「イエッサー!」」」」」」」」」」
 魔族の価値観なので、強いオスと交尾できるのは名誉な事で、アシュタロスを倒した文殊使いの子を産めるのは、国家公務員I種とか、司法試験に合格したような物だった。
「奴も貴様らのような選ばれた女と交わるのを楽しみにしている、しかし、これが発覚すれば妨害しようとする者は多い、手元にある資料がそのリストだっ」
 ブリーフィングルームで資料を見せられる兵達。
「まず犬塚シロ、こ奴の機動力とスピード、嗅覚を侮るな、各地で案内が臭いを絶って移動して来るが、それすら当てにはできん、さらに儀式を用い、月の神アルテミスを降臨させた時は要注意だ」
「そして妖狐タマモ、言うまでも無く九尾のキツネの生まれ変わ
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