特殊部隊2、世紀末覇者ちゃん登場
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言いながら、あれこれ世話を焼いている美衣とケイ。
「せっかく来られたのに、横島さんもお姉さんも居なくて残念ですね」
デタントとは言え、主不在のまま魔族の侵入を許し、ピリピリしている小竜姫。
「いやあ、男同士の兄弟が会っても、喧嘩ばかりですから、ははっ」
「クスッ、あんな美人のお姉さんに向かって男だなんて、言い付けてしまいますよ」
腹の探り合いの中、軽いジョークで多少緊張が緩和された。
「フンッ、キザったらしい二枚目ばっかり、ケイもよく気持ち悪くならないわね」
前世の経験がモノを言うのか、相手の本性を見抜くタマモ。
「ジーク殿以外、先生のような武人はお見受け出来申さん、失礼するでござる」
「外、行く」
シロとタマモに、メドも同行した。
ピンポーン
そこに新たな刺客の足音が?
「はいっ」
(全く、客人の多い日でござる)
「いや〜、どうも、ジーク君とここで落ち合う予定だったんですが、おっ、可愛いお嬢ちゃんですね〜、人狼族の子ですか〜(なでりなでり)」
「はわわ〜、イイです〜〜」
絶妙のポイントをなでなでされ、マルチ語で喜ぶシロ。
「人狼族はね〜、こうやって噛んでスキンシップを取るんですよ〜、ほうら噛んでごらんなさい(ガブッガブッ)」
さらに痒い所を掻いてやり、変化を解いて狼になった所を噛み噛みしてやる。
「キャウウウ〜〜〜ン(ハ〜ト)」
「何してんのバカ犬っ、ヨコシマ以外にそんなに懐いてっ!」
「クウウウウ〜〜〜ン」
すでに、腹を上に向け、完全に警戒感を無くしているシロ。
「やあ〜、そちらは妖狐のお嬢さんですか、さすがにしっかりしてますね〜」
(な、何このお爺さん、凄く優しい目をしてる…)
吸い寄せられるように近付いた所で、絶妙のなでなで攻撃を喰らうタマモ。
(どうしたって言うのよ、こんな年寄りに撫でられて何喜んでるのよ、私のバカ…)
「狐は本来、人には心を開かないんですが、こ〜うやって同族だと信じてもらえば仲良くなれるんですね〜〜」
(こんなの初めて、何だか懐かしい感じがする、そう、この人って同族なんだわ)
こうしてタマモも落ちた、まるで「私に15分下されば、この子眠ります」みたいな感じで。
そこで二人が落とされたのを見て、逃げ出すメド。
「おや〜、蛇のお嬢ちゃんには嫌われてしまいましたか〜」
すでにお分かりの通り、このお爺さんはムツゴロウさん属性の魔族なので、警戒して逃げようとした動物系のキャラは、出口付近で一網打尽にされた。
「くううう〜〜〜ん」
「スーー、スーーー」
すでに変化を解いて、眠っている二匹。
その頃、横島は
(はああっ、あの別嬪のネエちゃんと子作り、子作り、コヅクリ)
シャワーも浴びてバスローブ1枚になり、そういうお店で待っ
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