第7章 大魔闘演武編
贈り物とこの先の未来へ・・・
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に借金の肩として売られてしまったが、
それが記念品として返され、修繕もしてくれたのだった。
「ギルドが元通りだーーーーーーーっ!!!!」
「あいさーーーーーーーっ!!!!」
ナツさんやハッピーは喜ぶ。もちろん、俺達全員も喜ぶ。
「これが本当のギルドなんだね。」
シャンディーは前のギルドの方しか知らないから、当然の反応だった。
「町長・・・あんたって人は・・・」
「いやいや、この街の者みんなで協力して、直したのです。」
町長の言葉にマスターは涙を流す。
「ワシはこの街が大好きじゃ〜〜!!!!」
大声でマスターはそう言う。本当に、感謝の言葉しか出ない。
「・・・ん?」
「どうしたの、コージ?」
「いや・・・今・・・・・・」
この感じ・・・・・・・・・
「(あの時の、小さくて黒い奴の気配を感じたが・・・・・・まさかな・・・。)」
あの、大鷲の尻尾のオーブラの肩に乗っていた
小悪魔の様な奴、あれの様なモノを感じたが・・・気のせいか?
「キキッ。」
コージのそれは間違っていなかった。
大鷲の尻尾のオーブラの肩に乗っていて、
王国の魔法部隊から逃れた、あの時の小悪魔はいた。
建物の上から、この様子を遠くから見ていた。
実際には、あのオーブラと思われた大男は人形で、
こっちが本体なのかもしれない・・・・・・。
「キヒヒッ!」
小悪魔は下に降り、何処かへ走り出す。
「キキッ!!」
そして、ある人物の肩の上に乗った。
「やはり大魔闘演武を見ていたのですね、ゼレフ。」
その人物はゼレフであった。
そして彼に声を掛けたのはメイビスであった。
メイビスはゼレフの事を知っている様だ。
「声は聴こえず、姿も視えず、だけど僕にはわかるよ。
そこにいるんだね、メイビス。」
「?」
ゼレフもメイビスの事を知っており、
幽体となっているメイビスがいる事を理解した。
オーブラの肩に乗っていた小さい小悪魔は
ゼレフが誰と話しているのか理解できない。
それが普通ではあるが・・・・・・
「7年前、あなたは私の近くにいた。」
「7年前、君は僕の近くにいた。」
「あなたは、まだ自分の死に場所を探しているの?」
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