暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1854話
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 何でもかんでもそういう方向に結びつけるのは止めてよね!」

 不満です! と言いたげな様子のゆかりの言葉だったが、それを聞いた順平は笑みを浮かべて口を開く。

「だって、2人の仲がいいのは事実だろ? いつも一緒にいるし」
「別に、いつも一緒って訳じゃないわよ。それは順平だって知ってるでしょ」

 まぁ、それは事実だ。
 昼休みに昼食を食べる時、俺とゆかりは基本的に別々に行動している。
 俺は順平と友近、そして初日に女が集まっていたのを助けた縁もあり、有里と一緒に食事をしている。
 ゆかりはクラスメイトと共に食事をしているが、特に決まった面子といった訳ではなく、毎日メンバーが色々と入れ替わったりしている。
 にも関わらず、何故か俺とゆかりが常に一緒に行動しているように見えるというのは……うーん、最初の印象とか、そういうのが大きいんだろう。
 それに、実際俺とゆかりは影時間になれば一緒に行動している事が多い。……もっとも、その時は俺とゆかりの2人だけという訳ではなく、荒垣の姿もあるのだが。
 そんな訳で、常に一緒に行動しているのを否定出来るかとなると、即座に否とは言えない。
 ゆかりの場合は、色々と頑張っているようだが。

「ほら、それよりそろそろ行かないか? まだ余裕はあるけど、だからって別に遅刻寸前になってもいいって訳じゃないだろ?」

 2人を取りなすようにそう告げ、俺はそのまま校舎に向かう。
 さて、今日も1日高校生活を楽しませて貰うとするかね。
 ……授業は面倒だが、何だかんだと俺自身はこの日常をそれなりに楽しんでいるのは間違いのない事実だった。
 今日の放課後は長鳴神社にでも行って、犬と遊ぶのもいいかもしれない。
 そう思いながら。
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