暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0194話『ドイツ艦のオクトーバーフェスト』
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話




今日はなにやら間宮さんのお店が騒がしい事になっている。
特にお酒を嗜んでいる子がよく出没しているという。
今日は何かあっただろうかと私は思いながらも、

「なぁ大淀。今日はなにかあったっけ? 甘味処間宮が騒がしいという話を聞いたんだが……」
「あぁ、その件でしたか。今日はドイツの艦の人達が少し遅いオクトーバーフェストを開催しているんですよ」
「あ、なるほど……確かに遅いよな。オクトーバーフェストはやるのは10月の上旬までだからな」
「そうですね。ですが楽しければいいのではないでしょうか……?」
「そうだな……それじゃお昼にでも行ってみるか」
「提督? 午後の仕事に支障が出ない程度にお願いしますよ」
「わかってるよ。大丈夫、少し見に行くだけだから」

それで午前中はしっかりと任務をこなしていってお昼になったので私は甘味処間宮へと赴いていた。
しかし甘味処でお酒を飲んでいるというのはそれはそれでどうなのだろうか……?
鳳翔さんのお店でもよかったと思うんだけどな。
まぁいいけどね。
そして私が顔を出すと、

「いらっしゃい。あ、提督だったんだね」
「あ、レーベか」
「うん」

そこにはオクトーバーフェストのディアンドル姿のレーベの姿があった。

「うん。その恰好は似合っているよレーベ」
「ふふ……ありがとう提督。ビスマルクー、提督が来たから案内よろしく!」
「わかったわ」

レーベに呼ばれてまたしてもディアンドル姿のビスマルクが出てきた。

「よく来たわね提督。提督はお酒が苦手だからなにか摘めるものを用意するわね。さ、席に案内するから着いてきなさい」
「わかったよ」

そしてビスマルクに席に案内してもらっている道すがら、

「しかし……やっぱりお昼というのも影響して大型艦のみんなが集まっているんだな」
「そうね。甘味処で開いているのもあって子供たちも食事には来てくれているしね」
「なるほど。それが目当てでここで開催しているんだな」
「ま、そんな感じね」

見ればディアンドル姿のマックスやプリンツなどがジョッキのビールを景気よく両手で運んでいるのが目立つな。
客層は戦艦や空母が多しと……。

「さ、こっちはあまりお酒を飲まない人が座る席だから安心しておいてね」
「ありがとうビスマルク」
「ええ。……それより提督、私になにか言う事があるんじゃないかしら?」

ビスマルクにそう言われて少し苦笑いを浮かべながらも、

「はは……。その恰好も似合っているよビスマルク」
「そうでしょう? いいのよもっと褒めても!」

でっかい暁であるビスマルクがそれで上機嫌になっていたので良かったと思う。

「さて、それじゃ何か持ってくるわね。ソーセージの盛り合わせでも
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ