敵の陣営
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「...帰ったぞ、スカリエッティ」
「おや、帰って来たのかいダークネス・エンデ」
そう呼ばれた男は黒いマントに黒い体をしていた
「貴様が我を呼び起こしたのだからな。少しは恩を感じているのだぞ?」
「そうか、それが本当なら早く聖船総刃を倒してほしいんだが。なにせ私の計画の一番の障害は彼だからね。次にエースオブエースと言った所だがあれは聖王を人質にとれば何もできなくなる」
「それはどうかな?見ていたがあの女も聖船総刃と同じ特別な力を持った存在だぞ?」
「というとどんなものかな?参考までに聞かせてほしい」
ふん、とダークネス・エンデと呼ばれた男は鼻を鳴らして
「創作物の主人公...と言えば分かるな?」
「なるほど、彼も彼女も世界に守られた存在と言う訳か...実に非化学的だが納得ができるよ。だがそんな相手に君は勝てるのかい?」
「我を誰だと思っている?全てを終わらせる闇だぞ?光は闇を凌駕できない。光ある限り闇はあるのだから。それに負けないくらいの力はつけてきた」
そう言って懐から取り出す2枚のカード。それはイリヤ達が持つ紛れもないクラスカードだった。だがイリヤ達とは違う種類、そう。色が黒いのだ。そして1つはアベンジャーと書いてあるがもう1つはビ...までしか読めないくらい霞んでいる。アベンジャーの中身はアンリマユそしてもう1つは謎のまま、だがダークネス・エンデは
「アベンジャー...復讐者かい、まぁ封印されていた君には持ってこいの意味じゃないか。でももう1つはなんなんだい?」
「これか、これはな。ビーストと言ってアベンジャーが人類「を」滅ぼそうとする悪なら、ビーストは人類「が」滅ぼす悪だ。」
「人類が?」
「そう、それは言ってしまえば人の発展が自滅へと進んでるようなものだ。人類悪というのを聞いた事はないか?」
「ないね、その人類悪とは?」
エンデはニヤニヤ笑いながら
「人類の汚点、人類を滅ぼす悪だよ」
悪そうな顔をして答える
「そんなものどこから手に入れたんだい?」
「そんなもの倒して手に入れたに決まってるだろう。人類悪が人類を滅ぼす悪ならその悪性を上書きすればいい。俺の固有スキル夢うつつ夢で書き換えたのだ」
「確かどんなものも思いのままの悪に換えるというスキルだったね」
なんて破格なスキルなのか、そんなものを持った敵がいたという
「手に入れている事が条件だがな。こいつはティアマト神...だったが既に書き換って別のものになっている」
「ならばどうやって使うのかな?」
「取り込む、それだけでティアマト神以上の力を得る。」
「しかし分からない。どうやってそんな物を手に入れて来たのか」
「何、メソポタミアが
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