85舞の悪夢3
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さんと同じ…」
「えっ…」
「…祐一のお母さんも丘から降りて来た妖狐。 だから祐一は、私なんかよりずっと強い化け物…」
ついに見付けた自分の同類を眺め、うっとりしている舞。 その相手は自分よりさらに人間離れしていて、大きな力を持っていた。
「私達のお父さんは… 祐一の叔母さん「水瀬秋子」が隠してる、祐一のお母さんも力は無くしてるけど、あの人だけは私より強い力を持ってる」
他の全ての女は排除できるが、秋子だけは舞の力では『命令』できない。
そして、祐一と同じ力を持ち、傷付いた心を癒した「水瀬名雪」 この二人をどうやって遠ざけるか、舞の心配事はそれだけになっていた。
香里や栞のように、充電器としての必要は無かったが、自分を呪っていた「何か」に、初めて対抗出来る者を自分の腕の中に収め、満足そうに笑っていた。
(舞が笑うなんて… それに泣いたり怒ったり…)
10年ぶりに、泣いて笑っている娘を見て驚かされる母だった。
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