84舞の悪夢2
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のか、迷子の犬がやっと見付けた飼い主に、全身でぶつかって来るのを受け止めるような物だったのか。 祐一は心地よいような、恐ろしいような、奇妙な感触を味わっていた。
「ふっ、あふっ」
今度は祐一から舞に口付けをして、経験豊かな?所を披露する。 舞に命令されたせいなのか、既にその脳裏には、美汐も香里も、誰も思い浮かばなかった。
(まあ、お二人とも、姉弟なのにあんな事まで…)
その情景は、隣にいる佐祐理に全て録画され、親友とその弟が、半裸で抱き合って激しくキスしている情景を見て、とても興奮していた。
(ああ… 舞があんな表情するなんて初めて)
自分の胸を揉みながら、ついには下半身にまで手を伸ばす佐祐理。 舞を女に取られるのは嫌でも、相手が舞の愛した男や、「祐一さんならいいです〜」な感じだったらしい。
「…こんなの初めて」
祐一の胸に顔を埋め、背中に爪を立てながら心臓の音を聞いている舞。 今は胸の奥を掻き毟られるような感触と、運命の少年とようやく一つになれる期待感で、自分の心臓も早鐘のように鼓動していた。
「…これから、これからどうすればいいのっ?」
キス以上の行為を知らず、裸で抱き合っているだけでは満たされない下腹部を、何度も祐一に擦るつける舞。
「じゃあ、ちょっと反り返ってくれ」
「…うん」
恥ずかしがる様子も無く、祐一の目の前に形の整った胸を晒す舞。
今度は祐一が舞の心臓の音を聞くようにして胸に頬擦りし、両手で揉みながら先端に口を付けた。
「はあっ!」
自分を慰めた事も無く、傷付けるような行為しかした覚えの無い舞には、こんな感触は初めてだった。 弟の唇が触れ、舌がなぞり、吸い付いている場所から脳髄に快感が走り、蕩けるような表情で祐一の頭を撫でる。
(ああっ、舞があんなに気持ち良さそうに…)
画面を食い入るように見つめ、自分の手の動きを早める佐祐理。
『もう… おかしくなってしまいそう… 何とかしてっ、どうにかして欲しいのっ!』
胸や背中だけでは満足できず、その先の行為を要求する舞。 テレビでも何となく知っていたが、自分の腰がカクカク動いている所からも、この部分が関係するのは何となく分かった。
「じゃあ、横になってくれ」
「うん…」
横になって下着を脱がされ、足を開かされても嬉しそうにしている舞。 そしてこれから起こる事が、自分の子宮の疼きを治める行為なのだと思った。
「綺麗だ…」
一度も使用した事が無い部分は、誰よりも美しかった。 色濃い獣の血がそうさせるのか、脚も腰も、日本人とは思えない美しさがあった。
『早く、早くっ!』
祐一は姉の秘所を指で広げ、「はちみつを舐めるクマさん」のように、蜜を吸うため唇を付けた。
「あううっ!」
祐一の舌が乗っただけで達し
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