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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第4話 1人の男と1人の女の子のお話
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!!」
「さて………な」

パン!!

大きな音がその空間に響き渡り、皆が注目する。
なのはがバルトマンの頬を思いっきりビンタしたのだ。

「何するんだ………?」
「私、怒ってます!!自己中心的で周りの事なんて考えない。最低です!!救える力があるのに、みんなを助けようとは思わなかったのですか!!!」
「だから何だ?それはお前の考えだろうが。俺に何の関係がある?………手を出したからにはそれなりの覚悟はあるんだろうな………?って何だガキ?」

もの凄い形相でなのはを睨むバルトマン。しかしなのはも決して負けていなかった。
一触即発の雰囲気の中、その空気を壊したのはヴィヴィオだ。

「喧嘩だめ、なのはお姉ちゃん良い人なんだから」
「俺は悪い奴だよ、だから関係無い」
「えい!!」
「あたっ!?だから何を………」

足のすねをヴィヴィオに蹴られ、文句を言おうとしたバルトマンだったが………

「「………」」
「うっ………」

涙目で睨むヴィヴィオとその後ろからなのはに睨まれ、何も言えなくなってしまう。

「バルトは悪い奴じゃない、私をお外に連れていってくれた。バルトは私の大事な人。パパ!!」
「だから俺はお前のパパじゃ………」

ブチン!!
そんな音が響いたかの様になのはの顔が暗くなる。
まるで何かに取り憑かれたかの様に。

バコーン!!
そして直ぐに大きな音と共にバルトマンの頭に鋭い痛みが走る。

「っ、一体何が………」

そう思い、痛みの原因を見ると………




そこには広辞苑を片手に持ったなのはが居た。


「バルトさん、何か言った………?」
「いや、何にも………」

黒いオーラを発するなのはに流石のバルトマンも何も言えなかった………













「じゃあね〜!!」

ヴィヴィオがなのはに向かって大きく手を振る。
あの後、事情聴取の後、無事開放された。時刻は既に20時。

「ふあ〜ぁ」
「何だ眠いのか?」
「だ、大丈夫……だもん!!」

事情聴取の途中なのは達と一緒に夕食を食べたバルトマン達。
そこにはフェイトも参加し、女性陣は大いに盛り上がっていた。
そんな場面に居づらい思いをしながら耐えたバルトマンはもうバテバテ状態だった。

(しかしあの金髪の嬢ちゃんは中々美人だった。あれは将来が楽しみだ………対してあの栗色の髪………なのはだっけか?アイツのあの威圧感は凄かった、俺でさえあんなの始めてだったな………)

そんな事を思いながらウトウトしてるヴィヴィオの手を繋ぎ歩く。

(生活拠点はもうここでいいだろう。若返った事もありバルトマンだと誰も気がつかないなら普通に生活してても問題ない。それに木
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