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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第4話 1人の男と1人の女の子のお話
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イスはアイツらに取り上げられちゃったし………ここはチャンスを待ってフェイトちゃん頼るしかないか………)
自分の不甲斐なさに申し訳無く思いながら、怯えている子供達に声を掛けるなのは。
そんな中1人だけ変わった女の子がいた。
「バルト何してるんだろう………」
1人椅子に座り足をパタパタさせる女の子、ヴィヴィオである。
「あれ?あの子は確か………」
体を少しずつずらしながらその女の子に近づく。
「君、大丈夫?」
「うん?特に問題ないよ」
にゃははと笑うヴィヴィオに少し呆れるなのは。
(大物なのか怖いもの知らずなのか………だけど凄い強い子………)
「君、名前は?」
「ヴィヴィオ!」
「私は高町なのは、よろしくね」
「………ったく、やっと人混みを抜けられたか………」
勇ましく中に入ったバルトマンだったが逃げる人に揉みくちゃにされ。完全に萎えていた。
「面倒だ………戻るかな………」
と呟くがヴィヴィオの元に足を進めるのを止めない。
「第一何であのガキの為にこんなことしなきゃならねえんだ?このバルトマン・ゲーハルト様が………」
そう話しているうちに刻一刻と目的の場所へと歩いていく。
「こんな姿を見たらウォーレンの野郎どう言うか………」
大笑いされそうだなと小さく笑うバルトマン。
「まあいい、もうここまで来たんだ、久しぶりに暴れてやるよ………」
バルトマンは嫌な笑みを浮かべながら呟いたのだった………
「なのは………」
フェイトは子供広場近くの書店に隠れ様子を見ていた。
チャンスを待ちながら様子を見ていたが、中々隙を見せない。
(相当こういう経験してる奴等だ………やっぱり迂闊には手を出せない)
子供広場は各専門店があるショッピングモールの空いた場所、それもフードコート並の敷地の中にあり、様々な遊び場があるため子供達には大人気なのだ。
人質の子供は6人しかいないが、それぞれテロリストが近くに付いており下手に砲撃魔法でも放ったら巻き込んでしまう。
そしてアスレチックは子供サイズなので近くに隠れながら行こうとしても見つかり、こちらから向かっても邪魔になるといったフェイトにデメリットが多い条件下にあった。
「本当にどうしよう………ってあの人って確か………」
考えていたフェイトの視界に子供広場に向かっていく1人の男がいた。
「………って!!何で子供広場に!?しかも丸腰で………!!」
驚き、思わず飛び出そうとしてしまう自分を何とか抑え、その場に留まった。
「危ない危ない………でもあの人何で………あの子を助けに来たとしても無鉄砲過ぎるよ……
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