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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第4話 1人の男と1人の女の子のお話
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を見て、静かにその場を後にした………
「よし、この後はどうすっかな………」
ショッピングモールを出て、近くのベンチに座り考えるバルトマン。
またテロリストとして戦い続ける生活も悪くない。管理局と敵対してクレインに相当の報いを受けさせるのも良いだろう。
だがそう思っても自分に納得出来る答えではなかった。
「暫くは大人しくしているか………」
一番の目的だったウォーレンとの戦いも出来なくなり、その相棒の黒の亡霊にも負けた。再戦を望んでも良いと思うが、今の自分に勝てる気がしない。
「いっそ知らない管理外世界で修行でもするか………」
そんなことを思った時だった。
「あん?何の音だ………?」
今、居たショッピングモールから大きな爆発音が響き、多くの人が慌てて出てきた。
「おい、何があった?」
逃げ出した人を捕まえ、聞いてみた。
「テロだよテロ!!子供広場に居る子供を人質に取り、管理局に要求してるんだ!!何でも爆弾も仕掛けてるらしい!!」
そう言うとバルトマンの手を払い、走って逃げていった。
「………全く手がかかる」
溜め息を吐きながらバルトマンは人混みをかき分け中に入っていった………
「これはこれは………管理局のアイドルがいるなんてな………ひひひ………」
腕を縛られ、その腕に腕輪を付けられたなのは。
子供達を誘拐したのは5人グループの武装魔導師。
デバイスだけでなく、銃などの質量兵器を持ち、その扱いも慣れているという根っからのテロリスト達だ。
「何であなた逹こんな事を………?」
「先ずは金、そして過去に捕まった仲間の開放だな。その後は逃げるのにこのショッピングモールを爆破しても良いんじゃねえか?」
「確かにな。これだけ人質がいれば迂闊には手を出せないだろうし、爆弾で脅しても良いだろうな」
「金手に入ったらどこ行く?」
「取り敢えず遠くの管理外世界だな。その後、その金使って好きにすればいいさ。人質のガキを売っても良いし、その管理局のアイドルで楽しんでも………」
と卑猥な目でなのはを見るテロリストの1人。
しかしなのははそんな視線にも屈せず睨めつけるのを止めないでいた。
「ふふ、強気な女も中々………」
「ゲスめ………」
「くくっ、褒め言葉をありがとう………」
その男はそう言って他の4人の所へ向かった。
「お姉ちゃん………」
「大丈夫だよ、直ぐにお姉ちゃんの友達が助けに来てくれるから」
その友達とは当然フェイトの事である。
実はフェイトは近くに潜み、この場を監視している。いざというときに対応できるように。
(私のデバ
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