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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第4話 1人の男と1人の女の子のお話
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まじか………」
「綺麗だね………あの光はこの光だったんだ………」

不思議と握ってみると前に使っていたバルバドスと似たような感覚を受けたバルトマンは、その感覚を確かめる様に何度も握り、振ってみる。

「同じだ………あのバルバドスと………」
『我を呼び覚ました者よ………』
「何だ?」
『我は太古の遺物なり。我を扱うのなら覚悟せよ。我は殺戮の主を持つ斧。使えば人としての幸福は訪れないと思え』
「そんなもの必要ねえ。俺は強者と戦い、勝つこと。………ただそれだけだ!!」
『その先に何を望む?』
「最強の称号、そして俺自身満足出来る戦いを………!!」
『………ならば我を使いこなしてみせよ!!そして我にその強さを見せつけるが良い!!』

そう言ったバルバドスを光輝き、バルトマンの腕輪となった。

「これが………」
「何だかすごく偉そうだったね」
「だが面白い、見せてやるよ俺の強さを………!!」

そうデバイスに誓ったバルトマンだった………







新暦73年5月………

「なのによ………」

美味しそうにデザートのアイスを食べるヴィヴィオを見ながら呟くバルトマン。
取り敢えず手に入れた金塊を非合法の換金屋で使う分を金に変え、金塊はミッドの金庫を借り、そこに入れた。
金塊は随分の金になり、暫く生活していくのには問題無い。

そしてもう1つバルトマンにとって有利な出来事があった。

「本当に誰も俺が気がつかないな………」

そう、若返ったおかげで誰もバルトマン・ゲーハルトだと思われ無いのだ。街を普通に歩いても問題無し、管理局員に道を聞いても問題無かった。
更には念には念をと名前を変え、バルト・ベルバインと名乗っているおかげ余計気がつかれないでいる。

「ふぇ?」
「いや、俺も忘れ去られたなと思ってな」
「バルト、有名だったの?」
「まあな」
「ふ〜ん」

特に興味が無いのかそう言って再びアイスを堪能するヴィヴィオ。

(後はコイツをどうにかするのも考えねえとな………)











「ふんふ〜ん」
「………」

ご機嫌なヴィヴィオを先頭にショッピングモールをバルトマンは歩く。

「ね、次はどこ行くの?」
「………悪いが次はガキは入れねえ場所なんだ。あの子供広場で待っていてくれないか?」
「うわぁ………!!」

沢山の子供がアスレチックで遊んでいる子供広場、ヴィヴィオの目もキラキラしている。

「分かった!!遊んでるね!!」
「後、これはお金だ。喉が乾いたら何か飲めな」
「うん!!」

そう返事をしてヴィヴィオはバルトマンの言葉を疑わずダッシュで遊びに行った。

「………じゃあな」

そんなヴィヴィオ
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