ペルソナ3
1853話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
経!」
「俺のゴールは鉄壁だ!」
順平をエアホッケーで完封してみせたり……
「な、なぁ。何でお前そんなん出来るんだよ……」
何故かあったテトリスで最高レベルまで到達してみたり……
「くそっ! 何でそこで上がるんだよ!」
友近が脱衣麻雀のゲームに負けて悔しそうに吠えるのを見ていたり……
「うおっ! マジか!? これって本当に取れるんだな」
300円使うゲームの景品として最新の携帯ゲーム機をゲットしたり……
ともあれ、そんな風に若干大きな騒動はあったりもしたが、午後7時くらいになるまで、俺達はゲーセンで遊び続けた。
珍しく男だけの放課後だったが、たまにはこういうのもいいだろう。
そんな訳でもう暗くなってきたし、どこかで軽く食べるか、それとももう解散するか……そんな感じで迷いながら、俺達はポートアイランド駅に向かっていた。
「痛っ! おいこら、どこ見て歩いてやがる!」
午後7時くらいという事もあり、当然のようにポートアイランド駅の周辺には人の姿が多い。
そんな中で歩いていれば、注意していないと他人とぶつかるのは当然であり……結果として、友近が歩いている途中で誰かにぶつかった。
「っ!?」
いきなりの怒声に驚いた友近だったが、それでも何かを言い返そうとし……その動きを止める。
何故なら、ぶつかったのがいかにも不良といった姿の奴だったからだ。
もしここで何かを言い返せば、恐らく拳が……下手をすればもっと凶悪なものが飛んでくるかもしれないと、そう思ったのだろう。
友近が驚き、そして相手の姿を見た順平もまた同様に数歩後退る。
それを見て、向こうはこっちをカモだと理解したのだろう。嬉しそうな笑みを浮かべながら、口を開く。
「ま、そう怯えるなって。俺達だってそこまで非道って訳じゃないんだ。ちょっーっと慰謝料を貰えれば、それでいいからよ? な? 持ってるんだろ?」
「も、持ってないっすよ。俺達、さっきまでゲーセンで遊んでたから、金はそこで……」
「はいはい、冗談もその辺にしておきなよ。とにかく、ほら。ちょっとそこの裏まで行こうか。ここで騒ぎになると、色々と面倒だろ?」
そう言い、順平と友近の肩を抱きながら路地裏の方……こいつらの溜まり場のポートアイランド駅の裏側に連れて行こうとする。
そして順平と友近が連れて行かれる以上、当然のように一緒にいる俺も連れて行こうとし……
「げ」
俺に手を伸ばした男が、呻くような声を上げる。
「あん? どうしたんだよ? 折角小遣いが……うげぇ」
「ちょっ、マジ!? なんでこいつがこんな場所にいるんだよ!」
そうして俺を見て呻くような声を上げた男の言葉を聞いた他の2人も、俺の方を見て動きを
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ