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転生とらぶる
ペルソナ3
1853話
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経!」
「俺のゴールは鉄壁だ!」

 順平をエアホッケーで完封してみせたり……

「な、なぁ。何でお前そんなん出来るんだよ……」

 何故かあったテトリスで最高レベルまで到達してみたり……

「くそっ! 何でそこで上がるんだよ!」

 友近が脱衣麻雀のゲームに負けて悔しそうに吠えるのを見ていたり……

「うおっ! マジか!? これって本当に取れるんだな」

 300円使うゲームの景品として最新の携帯ゲーム機をゲットしたり……
 ともあれ、そんな風に若干大きな騒動はあったりもしたが、午後7時くらいになるまで、俺達はゲーセンで遊び続けた。
 珍しく男だけの放課後だったが、たまにはこういうのもいいだろう。
 そんな訳でもう暗くなってきたし、どこかで軽く食べるか、それとももう解散するか……そんな感じで迷いながら、俺達はポートアイランド駅に向かっていた。

「痛っ! おいこら、どこ見て歩いてやがる!」

 午後7時くらいという事もあり、当然のようにポートアイランド駅の周辺には人の姿が多い。
 そんな中で歩いていれば、注意していないと他人とぶつかるのは当然であり……結果として、友近が歩いている途中で誰かにぶつかった。

「っ!?」

 いきなりの怒声に驚いた友近だったが、それでも何かを言い返そうとし……その動きを止める。
 何故なら、ぶつかったのがいかにも不良といった姿の奴だったからだ。
 もしここで何かを言い返せば、恐らく拳が……下手をすればもっと凶悪なものが飛んでくるかもしれないと、そう思ったのだろう。
 友近が驚き、そして相手の姿を見た順平もまた同様に数歩後退る。
 それを見て、向こうはこっちをカモだと理解したのだろう。嬉しそうな笑みを浮かべながら、口を開く。

「ま、そう怯えるなって。俺達だってそこまで非道って訳じゃないんだ。ちょっーっと慰謝料を貰えれば、それでいいからよ? な? 持ってるんだろ?」
「も、持ってないっすよ。俺達、さっきまでゲーセンで遊んでたから、金はそこで……」
「はいはい、冗談もその辺にしておきなよ。とにかく、ほら。ちょっとそこの裏まで行こうか。ここで騒ぎになると、色々と面倒だろ?」

 そう言い、順平と友近の肩を抱きながら路地裏の方……こいつらの溜まり場のポートアイランド駅の裏側に連れて行こうとする。
 そして順平と友近が連れて行かれる以上、当然のように一緒にいる俺も連れて行こうとし……

「げ」

 俺に手を伸ばした男が、呻くような声を上げる。

「あん? どうしたんだよ? 折角小遣いが……うげぇ」
「ちょっ、マジ!? なんでこいつがこんな場所にいるんだよ!」

 そうして俺を見て呻くような声を上げた男の言葉を聞いた他の2人も、俺の方を見て動きを
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