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俺のペットはアホガール
その十七「夏だ! 海だ! 水着だ!」
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るちんちくりんは、後輩の朱雀(すざく) 美希(みき)だろう。
海苔巻きパーティーとかくだらないパーティーのときに「美希は来ないのか…」とかなんとか言ってて、話を聞いたような気がするような、しないような……そんなパーティーなんてそもそもあったか?


「…フフフ」

「―ッ!?」

背筋が凍り付くような寒気のする視線を感じ、振り返るとカーテンの後ろに隠れて熱い視線を送ってくる女が一人。
と、その女に踏みつけられ、床に倒れている水仙寺。ああ、無事下りられたのか。
良かったな、地面にキスなんてことにならなくて。

「わたしもいい?」
「彗ちゃんだー、イイヨー。一緒に行こう! みんなで行こう!!」

彗…? ああ〜、隣のクラスにいる翡翠(ひすい)(すい)か………ってなんでよく知らない奴まで俺の部屋に集合してんだっ!?


「何しに来たんだっお前らーーー!!」

「「「「え?」」」

今更それ聞く? 的な顔で見られました。しかも全員に。アホの頂点共にっ。
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