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非日常なスクールライフ〜ようこそ魔術部へ〜
第3章 波乱の肝試し
第64話『奇妙な行事』
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やっぱり、先輩と行く方が安心できますし」

「よく言った三浦! どうだ、全員決定で良いか?」


誰も反論することは無かった。終夜はその様子に満足し、大きく息を吸うと、高らかに叫んだ。


「じゃあ今日の20時、正門に集合! やると決めたら早速行くぞぉ!」

「「おぉー!?」」


計画の速さに驚きつつも、終夜のテンションに乗せられる部員達であった。





「よし、全員集まったな」


時刻はジャスト20時。夏ということで、辺りはようやく暗くなったというところ。魔術部部員は全員、学校の正門に集合した。
ちなみに集合場所が正門というのは、単に一年生が肝試しスポットである森の場所を知らないからである。


「んじゃ早速行くぞ。もう許可は取ってる。どうやら、俺達がトップバッターらしい」


終夜曰く、この行事を苦手とする人は多く、殆どの人は行くタイミングを合わせるらしい。しかも最終日付近に。おかげで、一日目に行く人口はいつも居ないに等しいのだと。



魔術部一行は森へ向けて歩き出した。辺りはひっそりとしており、灯りも少ないので懐中電灯が手放せない。
しかし、そんな中でも終夜はズンズンと進んで行くので、ついて行くのが大変であった。



「着いたぞ」

「おぉ…」


森に着くと、晴登は思わず声を洩らす。例えるなら、山奥に有るような森林が、目の前には広がっていたのだ。
そして異様な雰囲気を感じて確信した。これは"出る"と。


「それじゃ、早速行くぞ」


森を取り囲む柵の内、入口なのか、一箇所のみ空いている場所があった。終夜はそこから森へと入って行く。
部員も全員、終夜の後に続いた。



さすが、肝試しスポットと云われるだけはある。夏であるにも拘らず、森の中はヒンヤリとしていた。


「やっぱり、いつ来ても慣れないわ…」


緋翼がボソリと呟く。三年目の彼女でこの反応ということは、余程ここの肝試しはレベルが高いのだろう。メンバーは揃っているが、油断は禁物だ。


「何だか変だね、ハルト……」

「そうだな……」


不安げな結月を見て、なおさら気を引き締める。彼女の手前、情けない姿は見せられない。



一行は森の奥へと進む。先程聞いた話なのだが、この肝試しは『奥に有る祭壇から石を取ってくること』が目的らしい。ただし、その祭壇の在処は教えてくれないという鬼畜特典が付いてくる。
しかも、この森の風景は一年経つとガラッと変わるらしく、祭壇の場所を憶えるのが困難なのだと。なんと嫌らしい。


「……ん?」


そこまで文句を思っていた所で、晴登は足を止めた。急に止まったが故に結月が後ろからぶつかるが、そ
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