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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica6-Aその日、王は少女になる〜Freedom〜
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リが付いて来るのだとばかり思っていたが・・・。
「アイリとシャルでルシルを独占してたしね。いつまた召集が判らないし、1日くらいはやてが独り占めしても良いって思うよ〜♪」
「お、おう・・・。それじゃあお言葉に甘えてっと。ルシル君。私とデートしてくれるか?」
「ああ、もちろん喜んで」
はやてからのお誘いを断るわけがない。ここ最近はずっと戦闘ばかりを行っていたから、こういうゆっくり出来る時間を過ごしたかった。満面の笑顔を浮かべたはやては「やった! わぁわぁ♪ どこ行こうかな〜♪」と小躍りしながらエビチリソースを作り出した。それから数々の料理を作り終えて、はやてと調理器具の片付けをしつつ、どこへ行こうか?と話し合っているところに、通信が入ったことを知らせるコール音が鳴り響く。
「俺か?・・・シャルからだな・・・」
「嫌なよか〜ん」
「俺もだ。・・・こちらルシル。何かあったのか?」
『何かあったなんてレベルじゃないよ。イクスヴェリアの事でちょっと助けてほしいんだけど!』
任務への招集かと思えば、イクスヴェリアに何かしらの問題が起こったのだと。ここで先の次元世界でのイクスヴェリアの事を思い起こした。俺はセレスから洗脳されていて実体験はしていないが、彼女が機能不全で眠りに着いた事、シャルが俺から伝わっていた魔術でイクスヴェリアの機能不全を修復して起こした事。おそらく今回もそれだろうとアタリを付ける。
『とにかく、迎えの先輩をやるから教会本部に来て! お願い!』
必死に懇願してくるシャルに、「ルシル君、行ったって」とはやてが俺の右手に手を添えた。だから俺は「すぐに帰って来るよ」とその手に左手を添えた。
『イチャイチャしてるのに水を差すのは気が引けるけど、こっちも出来るだけ急いで欲しいんだけど・・・』
「あはは、ごめんな〜」
謝ってはいるが俺の腕に抱き付くはやて。シャルは口端をヒクつかせながらも『ありがと〜(棒)』と笑顔で応じた。その瞬間、「お邪魔します〜! 迎えに来たよ〜!」と玄関からクララの声が。
『んじゃ待ってるから〜』
シャルとの通信が切れ、俺は「いってきます」とはやてに挨拶すると、「そこまで送るよ」と玄関まで俺の腕に抱き付きながら、アイリと共に付いて来てくれた。
「お、久しぶり、はやて!」
「久しぶり、クララ先輩!」
特別技能捜査課の解散以降、はやてとクララが直接顔を合わせることはなかったからか、挨拶は自然と、久しぶり、だ。俺は靴を履き終え、「いってきます」と手を振り、はやてとアイリからの「いってらっしゃい!」と見送りの中、俺はクララの転移スキルで八神邸を後にした。
「ただいま〜。ルシルを連れて来たよ〜」
クララの挨拶を耳にして目を開けると、
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