暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica6-Aその日、王は少女になる〜Freedom〜
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の皮を剥いているはやてが「そやけど・・・」と前置き。

「ルシル君とアイリ、それにシャルちゃんが救出に向かったって聞いて、それはもう安心したもんやよ。安心した通りちゃ〜んとフォルセティ達を救い出してくれた。2人とも流石やよ〜♪ 偉い偉い?」

そう言ってはやてが俺の頭を撫でてきた。確かに今の俺ははやてと似たような身長(2〜3cmばかり上だが)で、撫でやすいだろうが・・・。ちょっとばかり照れくさい。こうやって頭を撫でられるなんて本当に久しぶりだな〜。

「はやて〜! アイリも、アイリも〜♪」

「はいはい♪ アイリも偉い偉い♪」

ソファからキッチンまでトテトテと駆けて来たアイリも、はやてに撫でてもらって「えっへへ〜♪」とご満悦のようだ。スキップでソファに戻っていくアイリを見送る。

「そう言えばルシル君、それとアイリ。明日の予定とかは何か決まってるん?」

「今のところは未定かな。プライソン一派と関わりのあるとされる新しい組織が見つかったんだが、本部が何者かに襲撃されて殲滅を食らってた」

先日の第53管理世界アンバーで遭遇したテロリストの属していたマフィア、アウロラファミリーの本部は地獄絵図と化していた、という連絡をトレディア・グラーゼの調査中にシャーリーンから受けた。

「おそらく仮面持ちだろうな。連中はどうやら悪を成して悪を滅すを念頭に置いて動いているらしくてな。犯罪者を殺して回って、力尽くで平和を作ろうとしている。ああいう手合いは言葉では止まらない。こちらも力尽くで止めに行くしかない。フィヨルツェンも関わっていることだしな」

今回はフォルセティ達を最優先するため、仕方なく交戦には入らなかった。まぁたとえあの子たちが居なくても交戦しなかったが。遺跡などという閉所&崩落危機な場所を戦場にするなど自殺行為だ。

「だからアイリたち特騎隊はしばらく予定が未定なのだ〜」

「そうなんや・・・。私、明日空いてるんよ。私とルシル君とアイリの3人でデートせえへん? 明日は平日でフォルセティ達は学校やし、シグナム達も仕事やし、アインスとリインは研修やし。3人で出かけられるんは明日だけやと思うんよ。・・・この1ヵ月、ルシル君とアイリとは遊んでへんかったやろ? たまには一緒したいな〜って・・・どうやろ?」

期待と不安が半々な瞳を俺に向けるはやてに、「俺は構わないよ」と誘いに応じた。するとはやての目が爛々と輝きだす。これで仕事とか入ったりでもしたら、はやてだけじゃなくて俺もすごいショックを受けそうだ。

「アイリはいいや〜。家でのんびりしとく〜。ひっさびさの休みだしね〜。だから〜、ルシルとはやての2人きりのデートを楽しんで来て〜」

まさかの拒否にはやてが「うえ!? ええの、アイリ・・・?」と驚いた。俺も、アイ
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