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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica6-Aその日、王は少女になる〜Freedom〜
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イリ、クララ先輩、セラティナ。ミヤビと先輩とセラティナはベルカや教会とは関わり合いがそんな無いし、陛下護送は教会騎士として仕事なんだけど・・・

「これよりイクスヴェリア陛下を聖王教会本部へと護送しま〜す。マリアージュは、本件首謀者のルネッサ・マグナスが機能停止するように最終指令を下したようだから、おそらく襲撃は無い、と思う。仮面持ちについては不明だから、厳戒態勢で陛下をお護りする。セラティナは護送車内に結界を、ミヤビは念のために雷鬼モードで陛下の側に付いて。あと先輩の転移スキルで、教会本部まで一気に飛んで移動。これで仮面持ち連中も手出しは出来ないはず」

「「「了解!」」」

一応は特騎隊のメンバーってことで護送を手伝ってもらうことに。教会騎士団に手配した護送車が到着するまでの間、事務所でお世話になろうかって話してた時、「私たちはどうします?」ってトリシュとアンジェが聞いてきた。

「ティアナの元に付いてなくて大丈夫?」

「ギンガ捜査官とスバル防災士長、エリオ・キャロ両保護官が、ルネッサ・マグナスの護送に付くとのことだから」

「そっか。う〜ん・・・陛下の護送には戦力足りてるからな〜」

まぁどの道、トリシュ達もザンクト・オルフェンに帰るんだから、「じゃあ一緒に護送をお願い」って応援をお願いしてるところで、「お父さ〜ん! アイリお姉ちゃ〜ん! 僕たち、先に帰ってるね〜!」って、フォルセティが大手を振った。

「ああ! 気を付けて帰ってくれ〜!」

「バイバーイ!」

「バイバ〜イ!」

ルシルとアイリも手を振って応えた。ホント家族してるな〜、いいな〜、羨ましいな〜。んでヴィヴィオとコロナとリオ、それにフォルセティも「またね〜、イクス〜!」って、陛下にかなり馴れ馴れしく挨拶した。教会所属のわたしやルミナ、セレス、クラリス、それにトリシュとアンジェは内心ハラハラだったけど・・・。

「はい! ではまたいずれ!」

陛下も笑顔で手を振って挨拶を返したからホッと一安心。そんなわたし達の心情を察していただいたのか、「私はもう王ではありませんから」ってわたし達にも微笑んで下さった。

「すでにベルカもガレアも無く、王としての役目も終わっている私は、外見の幼い無駄に歳を取った、もう役に立たない失敗作の兵器ですので・・・」

「イクスヴェリア陛下。そこまでご自分を卑下になさならない方が良いかと。あなたは王という責務から解放され、ようやく1人の少女?・・・女性?として、現代を生きていけばよろしいのですよ。ヴィヴィオもまた、聖王という役割から解放されて、学生として家族や友人と過ごしているのですから」

陛下がしゅんとしているところで、ルシルが陛下の頭を撫でるという暴挙に出た。陛下も目を丸くしてルシルを見上げてる
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