暁 〜小説投稿サイト〜
真田十勇士
巻ノ百七 授かった術その十一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「調べさせましょう」
「それがよい、何か気になる」
「はい、幕府はこれまで一枚板と言ってよいですが」
「徳川家はそもそも乱れることが少なかった」
 家康への一途な忠義でまとまっている、このこともまた徳川家の強さの要因であったのだ。
「大御所殿が主となられてからな」
「そのことは天下によく知られていますが」
「それがじゃ」
「いざかいが起こっていますか」
「どうもな」
「そうですか、では」
「うむ、幕府のことを見ていこうぞ」
「わかり申した」
 十勇士の全てと幸村も修行を終えて強くなった、しかしその間にまた天下は動こうとしていたのだった。今度は幕府の中で。


巻ノ百七   完


                2017・5・17
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ