巻ノ百七 授かった術その十一
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「調べさせましょう」
「それがよい、何か気になる」
「はい、幕府はこれまで一枚板と言ってよいですが」
「徳川家はそもそも乱れることが少なかった」
家康への一途な忠義でまとまっている、このこともまた徳川家の強さの要因であったのだ。
「大御所殿が主となられてからな」
「そのことは天下によく知られていますが」
「それがじゃ」
「いざかいが起こっていますか」
「どうもな」
「そうですか、では」
「うむ、幕府のことを見ていこうぞ」
「わかり申した」
十勇士の全てと幸村も修行を終えて強くなった、しかしその間にまた天下は動こうとしていたのだった。今度は幕府の中で。
巻ノ百七 完
2017・5・17
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