最終章:夢を追い続けて
第59話「ここから始めよう」
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」
俺が桜さんに予想された上で勝ちうる手段がこれだ。
俺の手の内は知られている。かと言って未知となる技を身に着けても付け焼刃だ。
それならば、既存の技を昇華させる方が通じる確率が高い。
「私の優れている部分を...。」
「マドカの場合は...頭の回転が速かったよな。」
「まぁ、遅くはないと自負はしてるね。でも、突出してる訳じゃないよ?」
千冬姉に似て身体能力も並外れているマドカ。
それに加え、頭の回転が速い...のも千冬姉と同じか。
「うわぁ、考えてみれば、私って冬姉と色々似てるんだよね...。」
「でも、マドカの場合は射撃も...あれ?そういえば...。」
ふと思い出す。
射撃訓練の際に、マドカは周囲からの複数の射撃に反応して見せていた。
さらには、同時に射撃を繰り出す事で反撃もしていた。
「...マドカって、並列思考ってできるか?」
「え?うーん、どうだろ?」
二つ以上の事を同時に思考する。それが並列思考。
俺は全然出来ないが、もしかしたら...。
「ちょっと後で試してみるか...。マドカ、利き手じゃなくても文字は書けるか?」
「一応は...雑にはなっちゃうけどね。」
「よし、手合せした後に試してみるか。」
とりあえずは悩んでいる暇があれば体を動かそう。
小難しい事はそっち方面の人に任せた方がいい。
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