暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
最終章:夢を追い続けて
第59話「ここから始めよう」
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ナム達の茶菓子を用意するついでに俺達の分も取ってくるか。





「へー、秋十さんが話題の男性操縦者だったのか。」

「...って、分かってなかったのか...。」

「だってあたし小学生だし、興味ねぇんだもん。」

 ヴィータは俺が男性操縦者だった事を知らなかったらしく、少し驚いていた。

「興味なかったんだ。」

「ISも体動かすだろうけど、あたしは実際に自分の体を動かす方が楽しめるから、あまり知ろうと思わねーんだ。...まぁ、ロボットモノみたいでカッコいいとは思うけど。」

「ちなみにフルダイブ型は疑似的とはいえ動かしている内に入るみたいやから楽しみにしてるんやでー。まぁ、ヴィータは運動好きに加えてゲームも好きやからな。ISのゲームならやってるし。」

 今のご時勢、なんでもかんでもISだというのに珍しいな。

「...と、もうこんな時間か。ほな、そろそろお暇するわ。」

「あ、いつの間に...。」

 どうやらもう帰る時間になったようで、はやて達は返る支度を始めた。

「ほな、またなー。」

「...また手合わせできる機会があれば、してくれないか?」

「ああ。」

 手を振って帰りの車に乗るはやて。
 シグナムはあまり会話に混じっていなかったが、帰り際にそう言って車に乗った。

「さて...と。」

「ボクらはボクらでまだ仕事があるんだよね...。」

 そう。はやて達と交流していた時は大丈夫だったが、本来はやる事が多い。
 直接請け負うものはなくても、手伝う分だけでも相当な量だ。

「うーん...もうひと踏ん張りだな。」

「そうだね...。」

 まぁ、チェスのように頭を使う訳ではないからマシだろう。





「秋兄ー!!」

「おぐ...。いきなりだなマドカ...。」

 翌日。今度はマドカがやってきた。
 まぁ、元々来る予定だったけどさ。
 ここに来るまでにやっていたのは、俺とマドカの戸籍を織斑に戻す事だ。
 俺の分は先に手続きをある程度済ませ、俺がいなくてもできるようになっていたが、マドカはまだだったらしく、それでこっちに来るのが遅くなったらしい。

「とりあえず鳩尾に入ったから退いてくれ...。」

「あっ、ごめんごめん...。」

 突撃された際にマドカの頭が思いっきり腹に入っていた。
 ...飛び込む形だったとはいえ、割と身長差あったんだな...。

「私が来るまでに何かあった?」

「特には...まぁ、強いて言うならシグナムとその家族が来ていたな。」

「シグナムの?どうしてまた...。」

 俺ははやて達の事を簡潔に説明する。

「VRゲームねぇ...。」

「マドカは
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